“森のエスネル”
外壁工事が完了し、外部足場解体されました。
エスネル定番の無塗装の杉板張。国産杉の赤身材です。
経年による灰色化を素直に受け入れるという思想のもと、余計な塗装は施しません。
経年変化がダイレクトに現れるので好みが分かれる部分もありますが、私はこれ大好きです。
ちなみに私の自邸外壁も杉板張。
無塗装ではなくウッドロングエコ仕上ですが、経年変化(灰色化)の具合は似たようなモノ。
下の写真をご覧ください。築後7年が経過し、渋みが増してきました。
「俺んちカッコイイな」という自己満足感はまだ継続中。
意匠性、耐久性、入手性、継続性、価格、非常にバランスの良い外装材だと思います。
気密工事完了後、中間の気密測定を実施。
百戦錬磨の折田棟梁の現場ですから、
みんな大船に乗ったつもりでおります。
総相当隙間面積 9cm2 ÷ 実質延床面積 124.82㎡ = 0.0721....cm2/㎡
はい、いつも通りの好成績でした。
毎度毎度同じような数値が出るから気密測定する意味があるのか?
という疑義もありますが、何事も確認をしっかりと行うべきだと思うのです。
あと、
自社で気密測定を行うと客観性がないので外部に依頼するというのも重要。
変な話、気密測定結果を捏造しようと思えば。。。ねぇ?
(そんな悪いヤツは居ないと思いたい)
村松さんの設計は造作家具が多く、標準的な住宅よりも大工の作業ボリュームが大きい。
腕の見せ所がたくさんありすぎて、大工冥利に尽きる感じでしょうか。
折田大工と高橋監督も必死です。
大工造作のレベルを超えているような気がするんだけど、
これはもう家具屋さんの領域のような気がするんだけど。
手間暇かかってます!
高密度な大工造作による木質感たっぷりの内装です。
ベニヤ!羽目板!棚板!
最後はコレ。
樹脂サッシの内側に天然木を張るという驚愕の仕様。
APW430の樹脂フレームを隠ぺいして木製サッシのような内観を演出しております。
こういうのは初めて見ました。
折田大工も初めての挑戦でしたが、そつなく上手く納まっております。
樹脂と木の複合サッシ的な。
しかしこれは施工者として責任を負いきれない面もあるので、
村松さん御自邸スペシャル仕様という事でお願いします。
現在、完成に向けて細部の仕上げや調整作業中。
3月には完成見学会を予定しておりますので、興味ある方々はぜひ。
まずはこれまで建て主様限定という事ですが、その後に一般向けの見学会も行うそうです。
詳しくはエスネルデザインのブログを御確認ください↓