大恭建興

現場の様子(片貝の家2) その二

2024.06.24 / 家づくり

地盤改良は不要判定だったので、基礎工事からスタート。

お隣の “片貝の家” と同様に「地中梁仕様の一体打設ベタ基礎」を作って行きます。

「地中梁仕様」なので基礎内部の立上りが最小限となり、床下エアコンの暖気がムラなくめぐる。

「一体打設」とする事でコンクリートの打継が無くなり、より確実な基礎強度となる。

また、打継が無くなる事で、白蟻の侵入経路(微細な隙間)を断つことが出来る。

内基礎断熱工法×床下エアコンの家に最適な基礎、

それが「地中梁仕様の一体打設ベタ基礎」であります。

掘削 ~ 砕石敷き ~

今回は地盤改良が不要という判定でしたが、

表土は柔らかいため、通常よりも入念に砕石を締め固めます。

(表層からガチガチの地盤なんて滅多にない)

タンピングランマーやトンローラーという機械を使って、

基礎コンクリートの下部をガッチリ固めていきます。

防湿シート敷設 ~ 捨てコンクリート打設 ~

外型枠組立 ~ 鉄筋組立 ~ 配筋検査 ~ 内型枠組立 ~ アンカーセット ~

アンカーチェック ~

生コンクリート打設。

底板と立上りを同時に打設する「一体打設」であります。

まだまだ一般的とは言い難い工法なので、これを出来ない基礎屋さんも多い。

今回も手練れの小池左官工業さんが慣れた手つきで打設してくれました。

養生期間を経て型枠解体。

一体打設に慣れていない業者だとジャンカやピンホールだらけになって、

残念な基礎コンクリートになってしまう事もあるかと思います。

さすが小池さん、今回も仕上がりは上々ですね。

いつも安定感のある仕事、ありがとうございます。

スラブ区画を構成する基礎梁を地中梁とする事で、

上部の立上りが最小限になるように配慮しております。

基礎内部の立上りが少ないのがわかるでしょうか?

その分、通常の基礎よりも残土量や鉄筋量は増えます。でも型枠面積は減る。

全体としては通常よりも費用UPにはなりますが、

そこは床下エアコン暖房の効率優先、暖房時の温度ムラを抑える事に重きを置いております。

大工工事開始。

土台にアンカーボルト穴をあけて、基礎コンクリートの上に敷いていきます。

床組や1階柱の根本はホウ酸系防蟻剤を現場塗布。

噴霧器でたっぷりと吹き付けます。

薬剤とは言いますが、人体には無害なホウ酸系なので御安心ください。

住む人はもちろん、施工する人間にも害はありません。

晴天の下、というか炎天下の下、建て方作業開始。

この日の最高気温は35℃近かったと思います。日が当たると汗が噴き出てくる感じ。

熱中症に注意しながら作業を進めます。

作業は順調に進み、二日目には屋根がかかりました。

屋根の防水シート敷きまで完了。祝上棟です。

今回久しぶりには上棟式を執り行いました。

2階に祭壇を組み、平沢棟梁が祝詞を読みます。

参加者みんなで工事安全を祈願。

大工工事が本格始動です。

平沢棟梁、よろしく頼みます。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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