大恭建興

自邸の様子(温暖化が進んでいるらしい)

2024.02.19 / 家づくり

先週から異常に暖かい日が続いております。

普通ならばしんしんと雪が降っているような時期ですが・・・

気象庁のデータベースによると、ここ数日の長岡市の気温は下記の通りであります。

2/14 最高16.4℃ 最低1.4℃

2/15 最高13.4℃ 最低5.5℃

2/16 最高6.7℃ 最低-0.9℃

2/17 最高11.2℃ 最低-2.6℃

2/18 最高20.0℃ 最低2.0℃

そして本日19日も最高気温は20℃という予報です。

まだ2月も半ばだというのにこの陽気。

この土日はあちこちでバイクやオープンカーを見かけました。

皆考える事は同じ。

せっかくなので私も愛車を引っ張り出して近所を流してきました。

信用ならないイタリア製工業製品なので、

たまにはエンジン回してあげないと機嫌が悪くなりそうというのもありまして。

自宅エアコンの暖房設定温度は21℃。

ここ数日は室温の方がずっと高く、エアコンはアイドリング状態。

春の空気と日射熱で長男の部屋は27℃まで上がったそうです。

その日の夜(22時頃)の我が家の室温は24~26℃。無暖房。半袖でちょうど良いくらい。

もはや春の陽気であります。

この異常な暖かさ。

ちょうど先日、新住協のセミナーで鎌田先生が発表されていた内容が腑に落ちます。

“デグリーデイ” という少し専門的なデータですが見てみてください↓

特に冷房デグリーデイに注目です。

この棒グラフは冷房が必要な期間だと思って見てみてください。

室温が27℃を超えたら冷房しよう!という前提で。

2000~2010年&2010~2020年の標準気象データと見比べると、

2023年は冷房デグリーデイが大幅に増えております。

新潟は、2000~2010年の約7倍、2010~2020年の約3.5倍、、、

(特に北陸エリアの増加率が大きい)

昨年の夏は確かに暑かった、、、というより長かった。

冷房が必要な日数が激増しているという事です。

一方、暖房デグリーデイの方も温暖化により少しずつ減少していますね。

つまり冬が暖かいので暖房が必要な期間が減っているという事です。

・・・

自邸冷房シーズンの電気代はどうなっているか、ここ3年分の履歴を見てみました。

2021年6月~10月 1544kW

2022年6月~10月 1661kW

2023年6月~10月 1815kW

自邸に住み始めてからエアコン設定温度はほとんど変わってないし、

ライフスタイルも変わっていないので、ほぼイコールコンディションです。

たかが3年分のデータですが、着々と冷房負荷は増えているのが分かります。

一方、暖房シーズンは、

2021年11月~2022年4月 2753kW

2022年11月~2023年4月 2496kW

2023年11月~2024年4月 ????kW

(まだ暖房シーズン中ですが、前年度よりも小さくなりそうな見通し)

たしかに冬の消費電力は少しづつ減っているようです。

・・・

みんな何となく察している通り、地球温暖化が進んでおり、今後は、

夏が暑くなり(長くなり)、冷房負荷が増える。

冬が暖かくなり(短くなり)、暖房負荷が減る。

こういう事ですね。

今後は今まで以上に、冷房計画が重要になってきます。

より屋内を涼しく快適にしつつ、より冷房負荷を減らせるような建築的な工夫・・・

思考を止めずに考えていきたいと思います。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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