“中沢の家2”
無事に竣工お引渡となりました。
コンパクトな敷地に建つコンパクトな2階リビングの家であります。
1階に寝室や子供部屋、2階にLDKや水廻りというスタンダードな構成。
敷地面積38坪と長岡市内の宅地としてはかなり小さめですが、
そんな敷地条件でも伸び伸びと暮らせるように色々工夫させて頂きました。
・・・何を工夫したかって?たとえば・・・
階段室がリビングに隣接しているだけでその分広く感じるでしょう↓
間仕切りのない全館暖冷房の家だからできる芸当です。
階上リビングのメリットは、
屋根勾配を活かして縦方向の広がり感を演出しやすいところ。
天井が低い部分と高い部分のメリハリが程よい解放感を生み出します。
リビングには大きな窓を設置。2階だからたっぷり光が入る。
1階に設置された窓と違い、階上の窓は心理的な安心感がありますね。
外部からの視線が入りにくく、窓を開けておいても他人が入ってくる心配もない。
そんな解放感と安心感が得られるのが階上の窓であります。
今回は更に外付ブラインド(オスモ ヴァレーマ)を設ける事で、
視線や日射取得の調整が出来るようになっております。
窓に庇が無くてもパッシブデザイン的な開口部を作れる感じ。
自邸と同じく、玄関ホールに設けた壁付エアコンで暖房を行います。
このような配置だと、濡れた靴や傘などがあっという間に乾いてくれる。
冬は玄関が乾燥室代わりに使えてとっても便利。
1階床は付加断熱も施しているので大引や土台の熱橋もミニマム。
冬でも床がヒンヤリしません。
床下エアコン暖房も良いですけど、2階リビングの場合は
床付加断熱 + 壁掛エアコン暖房 というスタイルもおススメです。
2階リビングの家で皆さん気になるのは階段の具合でしょう。
主動線となる部分ですからね・・・
有効幅880mm、蹴上183mm、踏面230mm、折り返し部の斜割なし。
要するに、
登りやすく緩やかで幅もゆったりとした階段です。
敷地目一杯に建っているのがわかるでしょうか↓
建蔽率の上限値は60%のところ58%。
アルミカーポートを含めると建蔽率オーバーですが、緩和規定を利用してそこは合法的にクリア。
外壁面と隣地境界線に余裕がないため、エアコン室外機や給湯器は機械室を設けて納めました。
(正面側の木製ルーバー内部が機械室)
(将来的なメンテや交換が容易)
(暖房エアコンの室外機を風雪から守れるので暖房効率UP)
・許容応力度計算による耐震等級3相当(積雪1.0m時)
・Ua値 0.25W/㎡・k(Q-pex4.20) ※HEAT20 G2グレード 断熱等級7
・C値 0.13cm2/㎡(竣工時実測)
・壁掛エアコン1台による全館暖房
・壁掛エアコン1台による全館冷房
・ZEH(oriented)認定