大恭建興

リノベ現場の様子(三竹の家) その一

2018.11.20 / 家づくり

ここ最近、何だか忙しいのでブログ更新頻度を減らしております。
決してサボっているわけでなく、
一生懸命に業務をこなしているのですが・・・ブログ更新の余力が出てこない。
週二回を目安に頑張りたいと思いますのでよろしくお願いします。

さてさて、リノベーション工事現場の御紹介。
築25年程の木造住宅に増築と内装リフォームを施し、
二世帯住宅化する工事であります。



例により今回も施主様によるヌリカベDIYが行われます。
ダイキョーがヌリカベDIYで最も多用する
“ゼオライトエコナ”はゼオライト含有の珪藻土。
すでに貼ってあるビニールクロスの上からでも施工可能です。
ただし、25年も経ったビニールクロスは割れや浮きが出ているので
適切な下地処理が必要。
まずは80番程度のサンドペーパーで表面を目荒らしして下地を作り、
その後タッカー(ホッチキス)で継ぎ目が開かないように固定。



で、継ぎ目にファイバーテープを貼り、補強。
これで下地が完成。



珪藻土を塗る。
高橋監督と私で作業方法をレクチャーします。
(左官道具も無料貸し出し!!)
ビニールクロス下地の場合、
吸水性が無いので左官材のノリが悪く難易度は高め。
下地の不陸もあるので厚塗りが良さそうです。



御夫婦でヌリカベDIYに挑戦。
汚れたビニールクロス壁がキレイな珪藻土壁に生まれ変わる。
初めてコテを持ったというお二人ですが、筋が良く、どんどん作業が進む。
いいセンスだ!



同時刻、屋根の上では雨漏りの改修工事が進行。
瓦棒葺の板金屋根ですが、勾配が緩すぎて雨漏りしているようです。



一部天井を解体して小屋裏の様子を見てみると、
垂木や野地板はカビて、ひどい箇所は腐りも。
断熱材も吸水してカビっぽくなってます。
また、小屋裏換気口が無い家なので、
冬季は野地板や垂木が換気不足により結露してしまうのでしょう。



屋根を剥がして傷んだ木部を撤去。
併せて断熱材(ブローインググラスウール)も塵取りで撤去。



新しい断熱材を施工。
小屋裏空間が狭いので屋根を張る前に
セルローズファイバーをブローイング。
晴れ間をみての作業。



勾配が緩すぎるので、屋根組も新たに作る。
3分勾配 → 5分勾配 へ改修。
最後に防水性の高い屋根葺材で仕上げます。



小屋裏換気口も新たに設け、換気量を増やして結露防止とします。
健全な屋根になりました!

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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