地盤調査の結果は要地盤改良。
地面から深さ2.5m程度までが軟弱層で、そこから先はガチガチに硬い支持層。
こういう場合は定番の環境パイル工法だと色々なデメリット(費用が割高だったり)
があるので、コストメリットを優先して柱状改良工法とするケースが多い。
なんでもかんでも「これがベスト!」というものは無い。
ケースバイケース、適材適所。
地盤改良工事完了後、遣り方(やりかた)を作る。
これを基準に基礎工事を進める。
一見するとただの木の柵。
しかしこれが建築物の位置や高さの基準となる絶対的なモノ。
床下エアコンに適した地中梁方式のベタ基礎。
配筋完了後、第三者建築士による鉄筋検査を行う。
立上の型枠を組み立てて、アンカーボルトをセットして、チェックして、
生コンクリート打設。
基礎スラブと立ち上がりが一体となる“一発打設”
コンクリートの継ぎ目が無く、止水性や耐シロアリ性に優れるので
ダイキョー標準仕様ですが・・・
これ、意外とやってくれる業者が少ない。
「手間がかかる」とか「難易度が高い」とか「高いよ」とか、
経験が無い仕事やメンドクサイ仕事は誰しも嫌がるものです。
ダイキョーが依頼している基礎屋さんは
丁寧で確実な仕事をしてくれるので安心して任せられます。
夏場のコンクリート工事はとにかく水養生が大切。
高温と日射熱は急激な乾燥収縮を招き、コンクリートによろしくありません。
基礎内部に水を張ってプール状にしておきましょう。
型枠解体。大変綺麗に仕上がりました。
基礎の立上りが少ないのが分かるでしょうか。
床下空間をなるべく開放的にして、
床下エアコンの暖気が隅々まで行きわたるように・・・
次は上棟!!
現場の様子(花園の家) その二
2018.09.12 / 家づくり小幡 大樹
専務取締役・一級建築士