大恭建興

自邸の様子(全館暖房と電気代)

2023.01.11 / 家づくり

自邸の様子です。

昨年12月末のドカ雪時にはバルコニーも真っ白になりました。

屋根はかかっていても雪は吹き溜まるので、意外と積もります。

近年はゲリラ豪雨ならぬゲリラ豪雪が多く、

積雪で交通網がマヒする事が頻発するようになってきました。

ワンシーズンの積雪総量としては小雪傾向なんでしょうけれども、

急激に積雪量が増える事があるので、要注意ですね。

自邸は例年通り、24時間全館暖房で快適な冬を過ごしております。

トリプルガラスの窓や分厚い壁で包まれている自邸は、

普通のエアコン1台で全館暖房を行う、

ダイキョースタンダードな仕様となっております。

外は寒波で極寒でも、屋内はどこに行ってもポカポカ。

風呂もトイレも廊下も暖かい。

子供たちは冬でも薄着。風呂上りは寝るまで半袖で過ごしている事も。

長男が昨年夏に拾ってきて飼い始めたヘビ(ヒバカリ)も、

冬眠せずにぬくぬくと暮らしております。

暖かい家はペットにも優しい。

この時は外気温が0℃で、エアコンの設定温度が23℃、

エアコンから一番遠いLDKで22℃、

寝室や子供部屋も同じくらい。

全体的に湿度が少し高めですね。

こういう時は浴室の換気扇を回しましょう。

加湿をやめて、排湿です。結露対策としては40%程度を推奨。

湿度管理の方法は過去記事を御参照ください↓

寒波到来|ブログ|新潟県長岡市の注文住宅・新築・リフォーム・リノベーション 有限会社大恭建興 (daikyo-kenko.co.jp)

断熱性能の高い家は、

床壁天井の表面温度 ≒ 室温

となるので、体感温度も高い。

断熱性能が低い家だとそうはなりません。

室温よりも床壁天井の表面温度が相応に低くなり、室温が同じでも寒く感じます。

自宅の外壁は合計225mm厚の高性能グラスウールが充填されていてる、そこそこ高断熱な仕様。

手持のサーモカメラで撮ってみると、表面温度が室温と同等という事がわかります。

(サーモカメラに誤差が少しある気がしますが・・・参考までに。)

 

LDKから廊下を見る。

遠くにエアコンが見えます。

2.8kw(10帖用)の普通のエアコン。

床面積30坪(60帖)のワンフロアをこれ1台で暖房しています。

最近は全館暖房を謳うハウスメーカーも増えてきていて、

ダクトエアコン等の複雑で高価なシステムでそれを実現している事が多い。

それが悪いとは言いませんが、

ダイキョーとしては “シンプルでローコスト” が信条。

全館暖房は、

高断熱外皮とシンプルな熱源を組み合わせたものがベターと考えております。

2022年が終わったので、2021年の電気代と比較してみます。

東北電力の “よりそうeねっと” に登録しておけば、

過去の電力使用量や請求金額をWEBで確認できます。

とても便利なのでおススメ。

 

2021年の電力使用量の合計は4,488kW で 請求金額は¥117,410 

2022年の電力使用量の合計は4,648kW で 請求金額は¥149,623

という事で、同程度の電力使用量で年間3万円程高くなっております。

が、全館暖冷房の快適性を享受できるならば、私としてはまだ許容範囲です。

電気代高騰に関しては、過去ブログを御参照ください↓

自邸の様子(今シーズンの冬の電気代)|ブログ|新潟県長岡市の注文住宅・新築・リフォーム・リノベーション 有限会社大恭建興 (daikyo-kenko.co.jp)

こうも電気代が高くなってくると、

太陽光発電や高断熱住宅(G2~G3)の優位性が今まで以上に際立ちます。

自邸は正に上記要素を持った家であり、当時の私の判断は間違っていなかったと再認識。

2017年の竣工当時、G2とかG3はオーバースペックだという雰囲気もあって、

同業者からも

「そんなに断熱にお金かけてどうするの?」「ここは北海道じゃないから」

なんて言われることもありました。

今になっては・・・という話です。

ずいぶん前からダイキョー標準温熱仕様はG2~G3となっているので、それは良いとして。

これからは、敷地状況や予算が許すならば太陽光発電を前向きに検討すべきかと思います。

(豪雪地ならではの悩みは尽きませんが)

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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