大恭建興

現場の様子(弓町の家) その五

2017.08.11 / 家づくり

壁の断熱材施工。
高性能16kグラスウール120mm厚。
今現在、新潟県で普通に手に入る高性能グラスウールとしては、
16kHGが一番コスパに優れます。現在の標準仕様。
北海道や東北では、
もっと高性能なグラスウールがこなれた価格で流通している。
過去に20kHG(熱伝導率0.035W/m・k)といった商品を使ったことがあるが、
北海道からの送料がかかったり。やはり割高感は否めない。
超高断熱住宅がもっと普及してくればいずれは安くなってくるんでしょう。



先月の完成見学会の時、
接客していて改めて感じたこと。
かなり勉強していそうなお客さんでも、
漠然とグラスウール断熱材に悪いイメージを持っているケースが多い。

隙間があくとか、
壁内結露を起こすとか、
断熱性が低いとか、etc

適切な設計施工があればそんなことは無いですし、
これほどコスパの良い断熱材は他にはない。
経年時の断熱気密の低下などを考えればなおさら、
“ボード気密+繊維系断熱材”はベストに近い組み合わせだと思うのだが。
適切な設計施工をできる工務店が少ないということでしょうか??

「自社の工法材料が最高で、他は悪」を売り文句にする会社の
宣伝方法にも一因があるような気がします。この業界の悪い部分ですね。
特に建築って専門性が高くて素人にはわかりづらい部分が多々ある。
だから専門家に
「コレは良い、コレはダメ」
と断言して欲しい素人さんの気持ちはよ~くわかる。
布基礎 VS ベタ基礎
床断熱 VS 基礎断熱
天井断熱 VS 屋根断熱
とかね。極論言えばどっちでも良いんです。
それぞれに特徴があって、それらをうまく使い分ける。それだけです。



設計がいくら素晴らしくても、それを実際に作るのは現場の職人。
だから、いい仕事をしてくれる自社大工&専属大工は会社の宝です。
暑いなかありがとう。丸山大工。熱中症に気を付けましょう。



外壁もほぼ張り終えました。
ガルバリウム鋼板はやっぱり小波だよね!!
THE板金、という雰囲気がたまらない。
個人的に一番好きな形状です。



工事も後半戦に突入。
もうすぐヌリカベ工事が始まります・・・

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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