竣工写真を眺めながら私が建物概要を説明する、
“施工実例解説”シリーズ。
“川西の家”以降、更新されておりません。滞ってます。
気持ちを新たに、再開しましょう。
真冬にオープンハウスを開催させていた“花園の家”
南側道路があり、日当たりが非常に良い敷地。
教科書通りのパッシブな窓と庇の配置とし、
冬の日射熱は取り込み、夏の日射熱は遮る。
無垢フローリングに珪藻土クロスなどなど、
自然素材なインテリア。
珪藻土クロスはかなり濃いめの色をチョイスしましたが、
シックでいい感じ。手垢などの汚れも気にならない。
定番のウッドワンの木製キッチン。
ミーレの食洗器も入ってます!!
最近、輸入食洗器を採用するケースが多いですね。
自邸にも導入予定!!
2階に個室が多い間取りなので、
なるべく各室を均一に冷房できるよう、
「小屋裏エアコン冷房」という試みをしています。
こういうこと↓
通常は2階のホールなどに設置した冷房用エアコンで全館冷房を行うのですが、
個室が多い場合、どうしても温度ムラが出やすい。
→そこで、小屋裏にエアコンを設け、小屋裏空間をキンキンに冷やす。
→すると冷たい空気は重たいので自然に下降していく。
→家中が均一に冷える
いかに1台のエアコンで効率よく冷房するか。
色んな手法があるわけです。
暖房はいつも通り、床下エアコン暖房を採用↓
躯体性能もハイレベルです。
外壁付加断熱とトリプルサッシを組み合わせたキューワン仕様。
最終的な温熱性能は下記の通り。
Q=1.01W/㎡・k
Ua=0.31W/㎡・k
C=0.24cm2/㎡(竣工時実測)
最近はこういった超高断熱仕様のお宅が増えてきました。
喜ばしい事です。
施工実例 解説
2017.05.26 / 家づくり小幡 大樹
専務取締役・一級建築士