地盤調査の結果は“要地盤改良”ということで、改良工事を行います。
防腐防蟻処理された木製パイルを打ち込んでいく、環境パイル工法です。
もっとも一般的な地盤改良工法であろう湿式柱状改良と比較しても、
そこまで大きなコストアップは無い。(杭長が短いと割高ですが)
大きな利点は、不要になったら撤去しやすいところにあると思う。
木の杭なので、重機で引っ張れば抜き取ることが可能。地味なメリットだ。
セメント杭はそういうわけにはいかない。
環境パイルの施工が終わったら、やり方を作る。
木の柵のような仮設物。
これを位置や高さの基準として基礎工事が進んでいく。
掘削~砕石敷き均し~断熱材敷き~鉄筋組み立て~型枠組み立て
鉄筋検査を終えたら生コンクリート打設。
ベタ基礎のスラブと立上りが一体となる、「一体打ち」です。
普通は1回目にスラブのコンクリートを打って、
固まってから2回目の立上りのコンクリートを打つ。それが普通。
2回に分けていたものを1回目で全部一度に施工してしまうことで、
打継が無くなり、強度や止水性、耐シロアリ性がより向上する。
コンクリートの硬化を待って、型枠解体。
綺麗に仕上がってました。ヨカッタ。
次は上棟です・・・
現場の様子(旭岡の家) その二
2017.03.28 / 家づくり小幡 大樹
専務取締役・一級建築士