大恭建興

施工実例 解説

2017.02.17 / 家づくり

川西の家、施工実例解説です。

ダイキョーの施工物件としては最北端、新潟市北区でのお仕事。
現場担当の佐藤君は色んなラーメン屋に行けたと喜んでおり、
なかでもお気に入りのラーメン屋は“東光”だそうです。
「味噌がヤバい」とのこと。
私も何度か一緒に行きましたが、
正統派の濃厚味噌ラーメンが美味しかった。また行こう。

建物の方もダイキョーの正統派。
日当たりのよい敷地に、太陽に素直な形の箱を作りました。
良い意味で“スタンダード”を意識してます。



自然素材、床下エアコンによる全館暖房、南面大開口、吹抜け、などなど、
ダイキョーの建物らしい要素が盛り沢山。
この写真を撮影したのは12月の晴れた日の午前なので、
太陽の熱をたっぷり取り込んでいるのがわかります。



大きな吹抜けにより非常に開放的。
空気の巡りも良いので、屋内の温度ムラが小さい。
吹抜けは色んな効果効能があり、メリットもあればデメリットもある。
明確な意思を持ってプランに取り入れましょう。



温熱面は標準仕様なので特に超高性能というわけではありませんが、
凸凹の少ないプランでパッシブな窓設計を行い、
ハイレベルな低燃費住宅となっています。
何事もそうですが、大切なのは「基本に忠実に」ですね。
温熱環境の設計は奥が深く、付け焼刃は通用しません。



ここ最近は業界内でも高断熱化の流れが加速していて、
個別のワードだけが独り歩きしている気がします。
「トリプルガラス」
「付加断熱、ダブル断熱」
「床下エアコン」
「熱交換換気システム」
これらは手段であって目的ではない。
じゃあ目的は何か?

冷暖房エネルギーを出来るだけ少なくし、
温度ムラのない快適な屋内空間を作ること


これです。
これをキチンとやろうとすると、非常に奥が深い。日々勉強です。
温熱分野が得意な設計者とそうでない設計者の差はとてつもなく大きく、
それぞれの思考回路はまったく違う。
一番怖いのは、
温熱設計のスキルや経験が無い建築屋が形だけ真似て、失敗し、
施主さんが被害を被ること。

これから家を建てようという皆さん。
工務店の技術レベルの見極めは超大切です。
特に温熱や耐震に関しては、
ある程度勉強してから工務店選びをするべきと思います。
モノサシが無いのでは測れませんから。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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