スタッフブログ

日々の仕事のこと、現場のこと、そして、ときどき暮らしのこと。
大恭建興のスタッフが、家づくりの現場から感じたことを綴っています。
住まいづくりの裏側や、私たちの仕事への向き合い方も、
少し感じていただけたら嬉しいです。

2022.02.10
現場の様子(村松の家) その二

地盤調査の結果は “要地盤改良” でした。

田んぼ埋め立て系の造成地なので想定の範囲内。

環境パイルによる地盤改良を行います。

建物位置を出して、杭の位置を出して、重機でパイルを圧入。

一日~二日で作業は完了。

やり方を設置して基礎工事開始。

この時点ではまだ現場に積雪はありませんが、このあと容赦なく降り積もりました。

自然は無慈悲です。

除雪しながらの作業は楽じゃない。基礎屋さんお疲れ様です。

定番の地中梁仕様(床下エアコン仕様)のベタ基礎。

スラブと立上りは一体打設とし、より優れた防蟻性と構造強度を持たせます。

鉄筋検査の後、生コン打設です。

生コン打設日は夜の冷え込みが厳しく、外気温は氷点下予報でした。

冬の基礎工事で気を付けなければならないのは、“初期凍害” ですね。

“初期凍害” をざっくり簡単に説明すると、

“コンクリートが硬化する前に寒気にさらされ、内部の水分が凍り水和反応(硬化)が進まず、

脆いコンクリートになっちゃった状態”

これを避けるため、

基礎がすっぽり覆われるほど巨大な仮設テントを組み立てて、加温養生を行います。

「こんな事やってるのダイキョーさんだけだよ!!」と他所に言われますが、

真冬に基礎工事で高品質なコンクリートを作るには必要な事と考え、数年前から頑張っています。

生コン打設日の一晩は写真のようなテントを建てて現場を温室化。

外気が氷点下でもテント内部は5~10℃をキープできます。

(コンクリートは0℃~-2℃で凍るらしい)

また打設直後に雨雪に降られると基礎スラブの表面が荒れるので、それを防ぐ意味でも有効です。

現場で火を焚きっぱなしになり、無人では色々心配なので現場監督は泊まり込み。

バネットの荷台で車中泊です。高橋監督、お疲れ様。熱燗いいね。

高橋監督の努力もあり、無事に基礎コンクリートが完成。

当然、凍害の気配はナシ!!

この後雪が降って基礎はすっぽり埋まりました!!

外部足場を建てて、基礎の除雪して、建て方作業開始。

土台敷いて、柱建てて、梁を架けて、

二階の柱を立てて、梁を架けて、小屋組みを組んで、無事に上棟です。

基礎工事中にあれだけ降り続けた雪はピタリとやみ、上棟日はまさかの晴天。

上棟後、施主様から大工達へ折箱を頂きました。Sさんありがとうございました。

現場担当はベテラン丸山棟梁。腕を振るって頂きましょう。

小幡 大樹
小幡 大樹
代表取締役社長・一級建築士