スタッフブログ

日々の仕事のこと、現場のこと、そして、ときどき暮らしのこと。
大恭建興のスタッフが、家づくりの現場から感じたことを綴っています。
住まいづくりの裏側や、私たちの仕事への向き合い方も、
少し感じていただけたら嬉しいです。

2022.02.04
現場の様子(新栄町の家) その四

外部足場が解体されて、外観があらわになりました。

グレーに着色した杉板と、グレー色の波板板金の組み合わせ。

私もお気に入りのコーディネートです。

このグレー着色の板張はここ数年、業界内の密かなトレンド?のような気がします。

無塗装の天然木を外装に使うと、経年変化でシルバーグレー色へ変わってくるんですけど、

その色変化のスピードは風雨の当たり方などの差により、マチマチです。

最終的にはすべて均一なシルバーグレー色になりますが、

年単位の時間をかけてゆっくりと変化していきます。

築後一年が経過した “地蔵のエスネル” ↓ (村松さん、写真お借りしました!)

経年変化の差がわかるでしょうか。

「この自然なムラ感がいいんだよ!!」と私は思いますが・・・いいよねぇ?

しかし、この経過(ムラ感)が苦手というユーザーも少なくない。

そこでこの「グレー着色の板張作戦」です。

あらかじめ木板をシルバーグレー色で着色することで、経年変化によるムラ感を最小限に抑えます。

2014年竣工の “大沼新田の家” は木板にグレー着色を施しました↓

約6~7年が経過したときの写真です。竣工時とほぼ同じ雰囲気。色ムラ感がありませんよね。

すでにグレー着色が弱くなって剥がれて、木の素地が出ている部分もあるかと思います。

しかし木は灰色化するので、その差が目立たない。だからメンテフリーに近い。

色ムラアレルギーがある方々にも受け入れられる木製外壁ですね。

内部では新たな試みとして、

ラワン合板を細長くカットしたモノを壁面に張りました。

ラワン木目とヨロイ張の陰影が良い感じです。

ウッドショック下という事もあり、

構造材以外にも内部造作で使う木材供給にも影響が出ています。

モノが無かったり、価格高騰だったり・・・

作り手の臨機応変な対応が求められますね。

大工工事完了後、施主様によるヌリカベDIYが始まりました。

通常は難易度低めで施工性も良い “ローラー塗りの西洋漆喰” をお勧めしておりますが、

あえてその逆を行く “コテ塗りの珪藻土” を選ばれました。

ローラー塗りでは出せない、コテ塗りならではの風合いは確かに魅力です。

まずはパテ下地処理から開始。

珪藻土をミキサーで練って、コテでヌリヌリして頂きます。

やり方をレクチャーさせて頂きますが、コテの運びは「習うより慣れろ」の世界。

Tさん、頑張ってください!

小幡 大樹
小幡 大樹
代表取締役社長・一級建築士

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