土台を敷いていく。
ヒノキ材+防腐防蟻剤(エコボロン)処理。
最近世間でも増えつつあるホウ酸系防蟻剤です。
従来の農薬系との違いは下記の二点。
①従来品は5年程度で揮発分解して効果がなくなるが、
エコボロンは無機物なので分解しない。だから効果が長持ち。
②人間に無害とされている。揮発しない。
基礎断熱+床下エアコン暖房の場合、防蟻処理された木部に空気が触れる。
農薬系の場合は揮発した成分が人体に好ましくない。
継手や仕口にも噴霧することで隅々まで確実に処理します。
建て方。
大勢の大工で一気に組み上げる。
この規模の木造在来工法の建物だと
1日~2日であっという間に形になります。
何事もなく無事に上棟。
母屋や垂木といった木構造をそのままあらわし。軒裏が木質になる。
杉材にウッドロング塗装。
木の成分と塗料が反応し、徐々に色味が深くなっていく。
上棟後、速やかに屋根のルーフィングを張る。
これを張れば雨をしのげます。
風で飛ばされないように抑え木を打つ。
外周部はすべて耐力面材(ダイライト)を張る。
「地震、台風、火災に強い」と書いてあります↓
専門家が言うと難しい表現になりがちですが、
簡単に言えば確かにそういう事です。
大工工事が続きます。。。
現場の様子(稲保の家) その三
2016.06.15 / 家づくり小幡 大樹
専務取締役・一級建築士