続いて充填部の断熱材施工です↓
120mm厚のグラスウールを
平沢大工が慣れた手つきで入れていきます。
付加断熱部と合計すると厚さ220mm。超高断熱な壁の出来上がり。
また、断熱的なメリット以外にも“遮音”の面で利点があったりします。
グラスウールの様な繊維系断熱材はそもそも吸音材として使われるので、
これだけの厚みがあると遮音性も相当なレベル。
つまり外部からの音が入ってこないということ。
中~高音に対して遮音効果が期待でき、雨音や風音が軽減される。
正直、発泡ウレタン系断熱材と比較すると体感できるレベルの差が出ます。
そして防湿シートを張る↓
細部のテープ処理等、このあたりのクオリティは職人のスキルに頼りがちなところ。
自社大工、専属大工でなければ安心して任せられません。
とにかく隙間を作らないようにこのシートを張らねばならんのです。
「中間の気密測定、C値=0.1cm2/㎡以下じゃなきゃ帰れませんよ?」
と半分冗談で言ったんですが・・・
そのせいか職人の皆さん、いつも以上に気合いが入ってらっしゃる。
ちなみにC値1.0cm2/㎡を下回っていれば十分高気密。
0.1と言う数字は物凄く良い数値です。超高気密!!
サッシはすべてトリプルガラスの樹脂窓。
一般部はAPW430↓
YKKAPの商品です。
カタログ上のU値は0.91W/㎡・kと国産サッシトップクラスの断熱性能。
一部の大型テラス窓はAPW331の真空トリプルガラス仕様。
ガラス3枚だとサッシが重たくて重たくて・・・大工がヒイヒイ言ってます。
現場の様子(中貫の家) その七
2015.12.04 / 家づくり小幡 大樹
専務取締役・一級建築士