大恭建興

現場の様子(西潟の家) その二

2020.07.28 / 家づくり

地名に「潟」がつく場所は、あんまり地盤が良くない事が多いです。

現状、宅地のようになっていても以前は沼だったとか田んぼだったとか、

そういうケースが多々あります。

でも神社やお寺が建っている土地は逆に地盤がしっかりしていることも少なくない。

(先人達が地盤がしっかりした場所を選び建てていたのでしょう)

西潟の家のお隣の敷地には神社が建っている・・・

しかし地名に「潟」がつく・・・

さあどっち??

・・・

地盤調査の結果は “要地盤改良” でした!!

環境パイルによる地盤改良工事を行い、足元を固めます。

長さ8mの杭を62本施工。

二世帯住宅という事もあり建築面積も大きめ。

掘削 ~ 砕石敷き~ 防湿フィルム敷き ~ 捨てコン ~ 鉄筋組立 ~ 鉄筋検査 ~

型枠組立 ~ アンカーボルトセット ~ アンカーチェック ~

今回は基礎断熱工法ではなく、床下エアコン仕様でもないので、

シロアリ対策としてのベタ基礎一体打設は必須ではありません。

ただ、建て替え前の旧宅でシロアリが出ていたとのお話もあり、

御施主様の御要望で一体打設のベタ基礎工法としています。

手練れの基礎屋さんの安定した一体打設は安心して見ていられますね。

養生期間を経て型枠解体。

大きな基礎コンクリートが出来上がりました。

仕上がりも良好。

ここから大工の出番。

防腐防蟻処理 ~ 土台敷き ~

建て方作業は二日間を予定。

1階の柱を立てて、梁をかけて、

2階の柱を立てて、梁をかけて、屋根をかけて、無事に上棟です。

今年は上棟式を行う物件が多く、なんだか嬉しいです。

上棟ってめでたい事ですからね。

家が形になった喜びを施主様や作り手と共有できるわけで、

やはり有意義な式典だと思います。

中静棟梁に祝詞を読み上げてもらいました。祝上棟です。

Hさん、おめでとうございます。

(この日、祭壇にあげさせていただいた真鯛は私が釣りました!)

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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