大恭建興

木の外壁に何を塗るか

2014.09.09 / 家づくり

大沼新田の家、外壁の色合わせ中。

チャネルオリジナルのT&Gパネル。レッドシダーと呼ばれる樹種です。
無塗装でも耐久性が高く外壁に適した材料ですが
もっと長持ちさせるために保護塗料を塗布。
木部に塗る塗料は塗膜を張らないタイプが良い。
木の呼吸を妨げない含浸系(染み込む系)がお勧めです。
膜を張る塗料は劣化するとポロポロ剥がれてくるケースが多く、
塗り替え時の下地処理の手間も余計にかかります。



外部に使える含浸系塗料の中でトップクラスの性能を誇るのが、
オスモ社のウッドステインプロテクター。(写真は公式HPより)
今回もこれを採用。
今まで色んな塗料を使ってきたけど、一番長持ちかな。
ウッドロングエコと並んで定番化してます。
築後4年程経過した実物件がありますが、色褪せほとんどなし。



耐久性のみを追い求めるならば、シッケンズのセトールでしょうか。(写真は公式HPより)
経験豊富な塗装屋の社長さん曰く「シッケンズが一番!!」
外部暴露試験を自社で行った結果だそうです。
ただし、完全な含浸系塗料ではないので、
「ある程度の通気性がある塗膜を張る」
というイメージ。



耐久性とコスト、風合い、メンテナンスなどを勘案した上で、
現時点での結論。

外装木部保護はウッドロングエコかウッドステインプロテクターが基本!!

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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