中華SOBA 鬼にぼ に行ってまいりました。2回目です。
煮干しが売り!ということがとってもわかりやすい本店。
前回いただいたのは「鬼にぼラーメン」
スープやトッピングは極上。しかしこのスープに細麺か…?という印象でした。未熟な私にはあの力強いスープと華奢な細麺がマッチングするビジョンがあまり見えなかったのです。
これが太麺だったらな~と思うばかり。
というわけで今回は「鬼こってり煮干しつけ麺(太麺)」の大盛をいただきにまいりました。
お昼どきを外して行ったのですが、店内は満席寸前。さすがの人気店。
前回は気づかなかったのですがわりと客層が幅広い印象。女性のひとり客やご高齢の女性なども多くいらっしゃるようで、本店が老若男女に愛されている様子が伝わります。
そうこうしているうちに到着。ものすごいビジュアルです。ここまで目で楽しめるラーメンもなかなかお目にかかれないと思います。
超濃厚煮干しスープと麺の他に、トッピングとしてレアチャーシュー・鶏チャーシュー・炙りチャーシュー・タマネギ・シソ・ミョウガ・柚子・キャビア・ラタトゥイユが付属。そしてオマール海老油と割りスープ。
キャビアなんて食べたことないのでよくわかりません。
そしてこの食べ方の指南書。食べ方番号が⑥まであるってのがもう凄いです。
普段こういった指南書にはあまり従わずに好きに食べてしまうのですが、ここまで濃いプレゼンテーションをされると従ってみようという気になってしまいます。
スープは前回いただいた「鬼にぼラーメン」よりさらに濃厚でとろみが強くなっています。とろみの影に隠れたのか、粉っぽさは薄くなった印象。旨味は増しているのに粉っぽさは薄くなっているので、「鬼にぼラーメン」よりも万人受けしそうな印象。
麺は極太とまではいかない太麺。コシは強いけどツルツル感は少なく、加水率も低め。胚芽小麦が効いているのでしょうか、単体でも甘味のある麺です。
想像した通り、この太麺とスープのマッチングは素晴らしい。両者共強いインパクトを持ちながら、欠けているところを補い合うような繊細な関係性があります。
やっぱりこのスープには太麺だ!
各種チャーシュー、どれもサイズは小さめですがしっかりした下味と適度な歯応えでなかなか食べごたえがあります。特に炙りチャーシューはスープの雰囲気に焦がしの旨味がよくマッチしています。
各種香味は、量が少なめなのでスープにしっかり混ぜると味が負けてしまいます。一口ごとに適量を麺に混ぜて食べるスタイルが効果的かと。濃厚スープにはシソやミョウガのサッパリ感がとってもうれしい。
指南書④のキャビアとラタトゥイユ、オマール海老油を麺に入れて油そば風にして食べる…これは、美味しいような気がするけどこれまで濃厚スープを食べてきた口内には少し薄味に感じます。
なのですぐにスープに投入。濃厚スープと絡むと、洋風なラーメン(というかパスタ?)のような雰囲気になって面白い。シメにはいい感じでした。
麺を大盛りにしたことと、麺とスープを絡めすぎたこともあって、麺を食べ終わるころにはスープが残っていませんでした…というわけで割りスープは使えなかったものの、とても美味しくて楽しいラーメンでした。
こういったエンターテインメント性の高いラーメンはなんとなくあまり美味しいイメージがないけど「鬼こってり煮干しつけ麺(太麺)」は大当たり。
美味しかったな~~次は何を食べようか。また来ます。