スタッフブログ

日々の仕事のこと、現場のこと、そして、ときどき暮らしのこと。
大恭建興のスタッフが、家づくりの現場から感じたことを綴っています。
住まいづくりの裏側や、私たちの仕事への向き合い方も、
少し感じていただけたら嬉しいです。

2026.07.06
現場の様子(十日町山谷の家) その二

“十日町山谷の家”

地盤調査の結果、地盤改良は不要という判定でした。

ごく表層から30kN/㎡、50cmも掘ると100kN/㎡、

100cm以上は地盤が固くて金属ロッドが刺さらない、という具合。

とある条文(建設省告示1347号)に地耐力と基礎構造の目安が記載されておりまして、

20kN/㎡以下は要地盤改良(杭基礎)、

20kN~30kNはベタ基礎、

30kN以上は布基礎、とあります。

つまり、

30kNで十分強いけど、この現場は100kNあるよ!という話です。

地山あるあるですね。

表土を鋤取りして、

そこに砕石を敷いてランマーで転圧をかける。

緩みがちな表層地盤をガッチリ固めていきます。

最強クラスの地盤ではありますが、表層は念入りに固めたいところ。

今回は床下暖房は行わないので、通常のベタ基礎(非地中梁)となります。

根切底が平坦で施工性が良い。

砕石転圧 ~ 防湿シート敷設 ~ 砕石転圧 ~ 外型枠組立 ~ 

鉄筋組立 ~ 配筋検査 ~ 内部型枠組立 ~ アンカーボルトセット ~ 

アンカーチェック ~ コンクリート打設(一体打設) ~ 養生 ~

型枠解体。

基礎コンクリートが完成しました。

里山というロケーションが素晴らしいのですが、近隣では熊の目撃情報もチラホラ。

騒がしい工事現場にあえて来ないと思いたいですが、どうなんでしょうか。

コンクリート肌は密実で美しい仕上がり。

アンカーボルトの通りも良し。GOODJOBです。

大工が土台を敷いていきます。

墨出し ~ 土台穴あけ ~ 基礎パッキン設置 ~ 

アンカーボルトと座彫りナットで土台を締め付けていく。

アンカーボルト位置はコンクリート打設前にチェックしているので問題はないはずだけど、

あらためて問題がないことを確認します。

建て方作業。

クレーン車と大工達が連携して骨組みを組み立てていきます。

無事に屋根まで架かりました。

自然落雪の急勾配屋根が特徴的なアイコニックな外観。

祝上棟。M様、おめでとうございます。

上棟後、すみやかに屋根ルーフィングを張ります。

少し前までこの材料も供給難の話がありましたが、今のところ材料用意出来ております。

品薄気味ではあるけれど、ないわけじゃないらしいです。

スケジュールに余裕をもって資材を手配しておけば大きな問題はない感じ。

耐力面材施工 ~ 釘チェック ~ 気密テープ処理 ~

2階の窓から里山を望む。

このような景色にはリラックス効果があり、心の安定や幸福感に繋がると言われています。

脳波が安定し心拍数や血圧も低くなる傾向にあるとか。

自然を感じることができるロケーションは、地方に住まいを持つ大きなメリットです。

私含め、田舎出身の人間にとってはありふれた光景ではありますが、

身近過ぎてその価値に気が付きにくいのかも知れません。

毎日見ていてもまったく飽きない自宅リビングからの眺め。

妻子も猫もこの眺めが大好きです。

小幡 大樹
小幡 大樹
代表取締役社長・一級建築士