スタッフブログ

日々の仕事のこと、現場のこと、そして、ときどき暮らしのこと。
大恭建興のスタッフが、家づくりの現場から感じたことを綴っています。
住まいづくりの裏側や、私たちの仕事への向き合い方も、
少し感じていただけたら嬉しいです。

2026.06.10
現場の様子(燕水道町の家2) その四

“燕水道町の家2”

私がもたもたしている間にすでに竣工お引渡となっております。

プロが上手に撮った写真を使って建物探訪してみましょう。

・・・

玄関ドアを開けるとすぐに階段が登場。

線の細いスチール手摺は抜け感があって、空間を広く見せる効果がありますね。

引戸や目隠しに木製格子を多用しており、これも程よく視線が抜けてGOODです。

今回は階段室以外に上下階の繋がりがないので(吹抜等がない)全館冷房のハードル高め。

1台のエアコンで家中を冷やすには相応の工夫が必要となります。

まずは家の中央に階段室(冷房室)を設置して、そこに面して1階の各部屋をレイアウト。

2階ホールに設置した冷房エアコンからの冷気を均等に配る作戦をとっております。

リビング出入口の格子戸は隙間がたくさんあるわけでして、

その隙間から冷気がリビング方面へ流れ込みます。格子は万能です。

2階ホールの床もスノコ状になっており、ここからも冷気が1階へ落ちていきます。

人間が歩く場所なので隙間は大きくとれませんが、9mm程の隙間があれば効果はあります。

あんまり隙間が大きいと足の指を持って行かれたりするので気を付けましょう。

リビングから階段室方面を望む。

床座リビングの天井も格子です。

下地に吸音板を張ってあるので高気密住宅特有の室内反響音を抑えることができます。

見た目以外の役割もしっかりあるのがこの格子天井です。

美しい格子天井を活かしたいから、天井面に設置する照明器具は最小限にしております。

間接照明+ブラケット照明+ライティングレール という構成。

ライティングレールは格子の隙間に埋め込むことで凹凸感を抑えられます。

また、住宅の照明というと一昔前は一室一灯が一般的でしたが、

イマドキは一室多灯という照明計画が王道です。

部屋中を均一に煌々と照らすのではなくて、必要なところに必要な明かりを届けるというイメージですね。

洗面化粧台は造作とするのがダイキョースタンダード。

扉と床の樹種を合わせられるから、世界観を統一できます。

ボウルはコストパフォーマンスの良い商品を使う事が多く、

今回はLIXILピアラのモノを利用しています。

もっと大きいボウルを御希望であればTOTOSK106もおススメ。

ミラーキャビネットはIKEAやミラタップの採用事例が多いですね。

板金外壁をベースに、人の目に触れやすいエントランス付近は杉板外壁を張っています。

木部保護塗料はプラネットカラーのライトシーダー色。

威圧感のないシンプルで少し可愛らしい外観デザインです。

ここに庭木が植えられて緑色が入ることで完成された外観となります。

・許容応力度計算による耐震等級3(積雪1.0m時)

・Ua値 0.23W/㎡・k(Q-pex5.00) ※HEAT20G3グレード 断熱等級7

・C値 0.15cm2/㎡(建物条件1にて竣工時実測)

・C値 0.30cm2/㎡(建物条件2にて竣工時実測)

・床下エアコン1台による全館暖房

・壁掛エアコン1台による全館冷房(バックアップ用冷房ACあり)

・認定長期優良住宅

小幡 大樹
小幡 大樹
代表取締役社長・一級建築士