老若男女に愛されているタイムトラベル映画の金字塔。バックトゥザフューチャー。
私がその存在を認識したのは小学校低学年くらい、
金曜ロードショーか何かで見たんだと思います。
「映画ってこんなにおもしろいんだ。すごい世界があるんだな。」と
無垢な私はその世界観に引き込まれました。
VHSテープが擦り切れるくらい(擦り切れてはいない)、何度も何度も見たのを覚えています。
もちろんDVDで三部作は所有しています。
大人になった今でも金曜ロードショーでやっているとつい見てしまうくらい大好きな作品です。
そんな神映画が公開40周年ということで! なんと! 全国の映画館で上映される事となりました!
12/12(金曜日)~12/18(木曜日) の一週間限定の公開です。明日までですね。
私は先週末に劇場へ足を運びました。最高でした。好きな人はぜひ。

気が付いたらもう12月半ば、弊社も来週末から冬季休業に入ります。
現場ブログも溜まっているから早めにこなしたいところです・・・
・・・
“城内の家”
上棟後の流れを御紹介しましょう。
今回、アイディールブレーンの制振テープを採用しております。
これの要否は意見分かれる部分もあるかと思いますが、
コスト増以外にデメリットは何もありません。
まずは許容応力度計算で耐震等級3をクリアしてから、
資金計画に余力があれば制振要素を検討すると良いでしょう。
(採用するならダンパーよりもテープがおススメ)
柱や梁の外周面にその制振テープを貼ってから、耐力面材を張っていきます。

耐力面材の施工完了後、耐力面材の施工状況チェック。
耐震性の要となる大切な部分なので、しっかりと確認すべき工程です。
(このチェック自体を行っていない工事現場も多々あるでしょう)
釘の間隔、ヘリ空き寸法、メリコミ寸法などが規定値内か目視確認。
膨大な数の釘を打っていくので、慣れている大工さんでもノーミスとは行きません。

NG箇所の手直しをしてから継手に気密テープを貼っていきます。

窓まわりの下地木材の隙間もテープ処理。
C = 0.1 cm2/㎡ をコンスタントに叩き出すダイキョーでありますが、
重点的に気密化するべきところ、やっても無駄なところ、切り分けが進んできた感があります。
気密テープや発泡ウレタンの使用量は最小限としつつ、超高気密を実現する。
俺ぜんぜん勉強してないけどと言いながら100点取る。
そんな感じの工事現場でありたいですね。

サッシ取付 ~ 外壁付加断熱材(ネオマフォーム)施工 ~
透湿防水シート施工 ~ 外壁下地木材施工

基礎コンクリートの内断熱。
基礎スラブ上はポリスチレンフォームを全面に張り付けて、
そのうえに養生板を張っております。
点検や清掃のために腹這いになって床下を動き回るわけですが、
養生板があると滑りが良くて非常に動きやすい。清掃性も良い。

グラスウールは 「アースウール」 という新商品を採用しました。
“学校町の家2” に続き二棟目の採用です。
従来品と同程度の価格でワンランク性能UP。
高性能16kから高性能20kへ。熱伝導率が0.038Wから0.035Wへ。
わずかではありますが断熱性能が向上しております。

さらに付加価値として “無添加” を謳っているんです。
様々な化学物質を添加して製造されている普通のグラスウールに対して、
この商品はそれらを一切使っていないそうです。
人間が食べるわけじゃないから別に気にしなくても良いと思いますが。

まぁ普通のグラスウールもF☆☆☆☆だし、壁内に封入されるものですから、
人体に何か悪い影響があるわけではありません。
無添加のメリットはよくわからないので、おまけ程度に考えておきましょう。
なお、これを施工した中村大工からは「扱いにくい」と意見がありました。
中静大工も同じことを言っていたので、やはり施工性が悪い様子・・・

天井の断熱材施工。
セルローズファイバー吹込。設計値は350mm厚。

実際の施工厚さは450mmくらい。
この手の断熱材は自重で10%くらい沈下する性質があるので、
それを見越して厚めに施工するんですね。
450mm × 0.9 = 405mm
設計値よりも厚みに余裕があることがわかります。

中間の気密測定結果。
13cm2 ÷ 125.57㎡ = 0.103....
四捨五入ルールに沿って C = 0.1 cm2/㎡ という結果となりました。
中村棟梁、いつもありがとうございます。


