スタッフブログ

日々の仕事のこと、現場のこと、そして、ときどき暮らしのこと。
大恭建興のスタッフが、家づくりの現場から感じたことを綴っています。
住まいづくりの裏側や、私たちの仕事への向き合い方も、
少し感じていただけたら嬉しいです。

2025.09.29
現場の様子(長岡千代栄町の家) その四

“長岡千代栄町の家”

オーブルデザインさん設計監理、ダイキョー施工の案件です。

竣工時の気密測定について、気づきがあったので書いてみます。

・・・

みなさん、気密測定って実は測定条件が二種類あるのを知っていますか?

私は浅間先生のブログを読んでおりますので、知識としては頭に入っていましたが・・・

実際にその差を目の当たりにすると、思うところがありますね・・・

測定方法はJIS規格で定められていて 建物条件1 と 建物条件2 の二種があって、

前者の建物条件1が圧倒的主流。

私の肌感覚ではほぼすべての住宅屋がこの条件で測定しています。

そもそもJIS規格に 「基本的に条件1で測定せよ」 と謳ってあるのでそうもなりましょう。

大きな違いは以下の通り。

建物条件1:給気排気の穴はすべてテープで塞いでから測定

建物条件2:24時間換気システムのみテープで塞いで、その他の穴は塞がない

レンジフード給排気口、トイレ排気口、浴室排気口を塞ぐか塞がないかの違いですね。

今回、普段は一種類しかやらないところを浅間先生の指示で二種類の方法で実施しました。

まずは普段通り、建築条件1で測定。結果はコレ↓

C = 0.1 cm2/㎡ いつもどおり優秀な結果です。

職人のみなさん、グッジョブ。いつもありがとう。

・・・

と、普段ならばこれで終わるのですが、

レンジフード給排気口、トイレ排気×2、浴室排気、

のテープを剥がして外気へ開放し、建築条件2とします。

その結果がコレ↓

C = 0.3 cm2/㎡ まで気密性能が低下しました。

穴の量が増えたんだから、当たり前の話なんですが。

作り手側の立場で、気密性能を良く見せたいのであれば条件1一択ですね。

あえて条件2を選ぶ理由って??

「条件1は実生活とかけ離れた状態だから、

条件2で測るべし。その方が実生活に近く住まい手のためになる」

と浅間先生はおっしゃいます。まさに正論。

なんとなくわかってはいたけど、

その差を目の当たりにすると胸に刺さります。

気付きを頂けたことに感謝です。

ダイキョーも条件2での測定に取り組み、

データ収集&改善を進めて行きたいと思います。

・・・

そんなこんなで竣工お引渡となりました。

プロカメラマンによる竣工写真も撮ったので、

のちほどウェブサイトの施工例に掲載させて頂きます。

超高断熱住宅のパイオニアと一緒にお仕事させて頂き、

多くの気づきや学びがありました。今後に活かしていきたいと思います。

施主様、オーブルデザイン様、ありがとうございました。

今後ともよろしくお願いします。

小幡 大樹
小幡 大樹
代表取締役社長・一級建築士

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