大恭建興

現場の様子(花園南の家4) その四

2025.09.25 / 家づくり

各種仕上げ工事が完了したら、最後に電磁波環境の測定を行います。

床と壁の下地に張ってあるスパンボンドという電場抑制シートが、

ちゃんと仕事しているかどうかを確認するのであります。

協会より与えられし電磁波測定器、ファウザーフィールドメーターFM-10の出番です。

自邸の電磁波環境を測定してみる|ブログ|新潟県長岡市の注文住宅・新築・リフォーム・リノベーション 有限会社大恭建興

工事中に中間検査を行っているので問題ないはずですが、何事もチェックが大切です。

先輩測定士であるエヌスケッチの井口さんが家中の床や壁の電場を測定してくれます。

一部、想定よりも電場が高い箇所があったので手直しを行い、無事に基準値内に収まりました。

電磁波対策の仕事はこれで完了です。

電磁波対策の話がメインになっておりますが、

建築的にもこだわりがたくさん詰まったお宅です。

簡単に内部を御紹介しましょう。

施主様は建築業界人ということで、内装のヌリカベやタイルはすべて御自身で施工。

内装すべてが上質な自然素材で構成されており、

非常に雰囲気の良いインテリアとなっております。

庭木はこれから施主様御自身が手を加えていく予定。

木々が育ってくれば縦格子のウッドフェンスと相まって、

外からの視線がほどよく緩衝されると思います。

軒下にはイタウバ材のウッドデッキを設け、中と外を繋ぐ中間地帯としております。

まじまじ見ると、和式サーファーズハウスといった印象ですね。

二世帯住宅ということもあり、LDKはゆとりの広さ。

シーリングファンは空気循環の意味合いではなく、インテリアのアクセントとしてのモノ。

間仕切壁の上部が開放されていることで、エアコンの冷気暖気も効率よく巡る。

視線も抜けるので奥行きのある空間となります。

さらにレトロなガラスを組み込んで、自然光が家中に回ります。

イマドキ住宅のセオリー通り、畳の小上りも完備。

段差を活かした収納もセオリー通り。

無垢の一枚板の座卓。

モンキーポットのオイル仕上。

イマドキの住宅だと、

人工的に加工された和紙を使った和紙畳(ダイケン畳)を採用する事が多いかと思います。

さらに、ヘリが無いシンプルなデザインが人気ですね。

しかし、今回はあえて 天然イグサ + ヘリ有 という古来より伝わる仕様としました。

イグサの匂いが心地よい。日本人はやっぱりこれです。

間接照明を各部に配し、素材を照らすことでテクスチャーを強調。

珪藻土の表情も映える。

ダウンライトを壁際にずらして配置して、壁を照らす。

珪藻土のザラザラした質感が自然と目に入る。

間仕切壁にガラスを仕込んで、窓からの光を屋内へ巡らせる。

屋内を自然光で明るくする工夫。

少ない窓でも屋内を明るくできるから、断熱面や耐震面で有利となります。

インナーガレージの開口部は電動オーバースライドドアです。

文化シャッターのフラットピットという商品。

某アメリカ人俳優を意識したネーミング。

風が吹いてもバタつかず、開閉スピードも速い、ハイグレードな逸品。

相応にお値段も高めですが、自邸の車庫にも欲しいくらいです。

「家は3回建てないと何とか」とか言いますよね。確かにそうかもしれません。

自邸車庫にシャッターいらないと思っていたんですが、実際に8年間暮らしてみると、

あった方が良いと感じるようになりました。。。

プロカメラマンによる竣工写真撮影も行いました。

近日中に弊社WEBサイトの施工例に掲載予定です。

・許容応力度計算による耐震等級3(積雪1.0m時)

・Ua値 0.24W/㎡・k(Q-pex5.00) ※HEAT20G2グレード 断熱等級7

・C値 0.06cm2/㎡(竣工時実測)

・床下エアコン1台による全館暖房

・壁掛エアコン2台による全館冷房

・認定長期優良住宅

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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