スタッフブログ

日々の仕事のこと、現場のこと、そして、ときどき暮らしのこと。
大恭建興のスタッフが、家づくりの現場から感じたことを綴っています。
住まいづくりの裏側や、私たちの仕事への向き合い方も、
少し感じていただけたら嬉しいです。

2025.06.05
トリプルガラスの窓も多種多様

小千谷市内でのリフォーム案件です。

現在、築10年ほどの住宅にて増築&内装改修工事を進めております。

増築することで少し手狭なLDKを広くして、内装を一新する計画です。

また、

インナーサッシを設置したり、一部の窓を木製サッシへ入れ替えたりして、

窓の断熱強化も図ります。

(窓リノベ補助金を有効利用しましょう)

既存の窓(L社サーモスX)はアルミ樹脂複合枠という事もあり枠の防露性能が弱め。

引違窓が多いのもあってさらに不利な条件。

こうなると真冬は結露&カビが発生しやすくなりますね。

(枠が細く見た目がスッキリするという強みがある商品です。悪く言うつもりはありません。)

メーカー公表の熱貫流率で比較すると下記のとおり。

APW430引違窓・・・U値=1.05W

サーモスX引違窓・・・U値=1.70W

(APW430はダイキョー標準仕様の樹脂窓)

(U値は熱の伝わりやすさを示す。数値が小さいほど断熱性能が高い。)

トリプルガラスか複層ガラスか、

枠がオール樹脂かアルミ樹脂複合か。枠の部分の断熱性能差も大きい。

こういう状況であれば、結露軽減のためにインナーサッシを入れる価値はあるかと。

樹脂枠+複層ガラスのインナーサッシを追加設置すればU値0.5W程度は改善されるので、

開口部全体の性能は U値=1.20W となり断熱性能がグッと高まります。

結露も軽減されるはず。

また、リビングには大きな窓(複層ガラス+アルミ樹脂複合枠)が付いておりまして、

やはり断熱気密という観点では少し物足りない仕様です。

(これはこれで全開口可能という利点あり。商品自体を悪く言うつもりはありません。)

気密性、断熱性、防露性、初期費用、使い勝手、解放感、etc、

窓において何を優先するかは工務店や設計者によって違うと思いますが、

ダイキョーとしては気密断熱防露が優先事項です。

性能の高い窓へ入れ替えましょう。

旧窓を撤去して、アルスのエコスライド窓をはめ込みます。

断熱性能の高い木製フレームにトリプルガラスが組み込まれたハイクラスな窓です。

トリプルの大判硝子は超重量級。6人掛かりでの搬入据付作業でした。

数値で比較すると下記のとおり。

旧窓:サーモスⅡ-Hオープンウィン・・・U値=2.11W

新窓:アルス エコスライド窓・・・U値≒1.00W

窓から逃げる熱が半分以下になるイメージ。飛躍的に性能UPです。

このエコスライド窓は引違窓とは違い、

引寄せ金物を使用していて気密性能が抜群に良い。

中長期的な気密低下も少なく、長く安心して使えるスライド系窓です。

また、性能だけじゃなくて木製フレーム特有の上質さも魅力。

国産杉の木目が綺麗ですね。

増築部に新設する窓も 木製フレーム+トリプルガラス という仕様。

クネアズードというドイツ製のドレーキップ窓です。

これも U値≒0.9W という高い断熱性能を誇ります。

こんな感じでトリプルガラスの窓でも商品によって特性が違ったりして、

断熱性能に大きな差があることも。

やはりダイキョーとしては性能優先、樹脂枠or木製枠のトリプルガラスがおススメですね。

築年数が比較的浅い住宅でも、窓性能改善の余地があるケースも多々あるので、

一度検討してみても良いかと思います。

小幡 大樹
小幡 大樹
代表取締役社長・一級建築士

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