大恭建興

現場の様子(上除町の家4) その二

2024.09.20 / 家づくり

“上除町の家4” は長岡市内の高台エリアに立地しておりまして、 

湿地帯である長岡市において貴重な台地・段丘地帯。つまり地盤が良いところ。

予想通り地盤は良好な様子で、地盤調査結果は改良不要の判定。

地盤調査(SS式)の金属ロッドは深さ1mで貫入不可、ガッチガチの地盤ですね。

改良工事の費用も掛からず、いいあんばいです。

基礎工事からスタート。

ただ、地盤改良工事が不要と言っても、表土は柔らかいので入念な転圧が必要です。

特に解体直後の地盤はフワフワですから。

掘削後、砕石を入れてタンピングランマで根切底を締め固めていきます。

一体打設のベタ基礎です。

今回は床下エアコン暖房じゃないので、非地中梁方式。

防湿シート敷き ~ 捨てコン打設 ~ 外型枠組立 ~ 鉄筋組立 ~ 配筋検査 ~

内部型枠組立 ~ アンカーボルトセット ~ アンカーチェック ~

コンクリート打設。

スラブと立上りを同時に打設していきます。いわゆる “一体打設” です。

打継がないから白蟻が入りにくくなるし、構造的にも頑丈になる。

二度に分けて打つよりも一度に打つ方が明らかにメリットが多いから、これ一択です。

真夏の炎天下でのコンクリート工事。

何も対策せずに生コンを打設すると、

日射熱で急激に乾燥収縮してしまい、ひび割れだらけにのコンクリートになってしまいます。

だからこの季節の基礎工事はとにかく保水することが大切。

コンクリートの初期硬化が始まったら水をたっぷりと撒いて冠水養生を行います。

コンクリートが固まったら型枠解体して、基礎工事完了です。

密実で美しいコンクリート肌。

K左官さん、いつもありがとうございます。

続いて大工工事。

土台はメリコミに強いベイマツの加圧注入材、

大引はホウ酸処理した県産杉を使用しております。

一体打設のベタ基礎という時点で白蟻リスクはかなり低くなりますが、

地面に近い木構造部は更に防蟻処理を行い、耐白蟻性能を高めております。

1階の柱を立てて、2階の床梁を架けて、

2階の床下地合板を張って、2階柱を立てて、小屋梁を架けて、

登り梁がリズミカルに並びます。

整然とした木構造は見ていて気持ちがいいですね。

この上に厚合板を張って、垂木を打って、野地板張って、防水紙を張れば建て方作業完了です。

無事に上棟しました。

大工の皆様、暑い中ご苦労様です。

木工事担当は小倉大工。

いつも通りよろしくお願いします。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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