巨大なビールグラス?を片手にご満悦な高橋監督。
(たぶんこれは花瓶)
スタッフ同士、飲み食いして語らうのってやはり良いね。
彼とは数えきれないくらい、一緒にお酒を飲みに行きました。
そしてこれからも一緒にお酒を飲むのでしょう。
“美沢の家”
上棟後、外周部の耐力面材(ボード状の建材)を施工して行きます。
最近の木造在来工法は耐震化が進み、このような面材を張る事が多くなっております。
積雪荷重を見込んだ耐震等級3などの構造計算を成立させようとすると、
スジカイだけでは無理があり、
またスジカイだらけになると壁内断熱材の納まりに難が出てきて、やはり面材が欲しくなる。
耐震性以外にも、防火、透湿など、メリットがたくさんあり、
現代の高性能住宅では必須ものです。
そんな優れモノの耐力面材ですが、
物事は表裏一体、デメリットと言えるポイントもありまして、、、
それは、
“釘の施工監理がたいへん” というところ。
耐力面材ごとに、
釘の種類、間隔、縁空き寸法、メリコミ許容値、それぞれにミリ単位の指定があり、
それに沿って大工が現場で釘を打っていくわけですが、
施工者の意識で仕上がりが大きく左右されます。
大きな間違いがあれば設計上の耐震性能を発揮できません。
正直、これの管理(監理)を完璧に出来ている作り手は少数だと思いますが・・・
完璧は難しくても、それに近づけたいじゃないですか。
だから、
ダイキョーでは釘の全数チェックを行い、
NG箇所は増し打ちや張り替えという対応をとっております。
大工達も適度な緊張感をもって施工することになり、それが施工品質向上に繋がるはず。
基礎断熱材の施工。
床下エアコン暖房を採用する場合、基礎内断熱工法と言って、
基礎コンクリートの内側に発泡プラスチック系の断熱材を張り付けております。
この手の工法は万一白蟻が入った場合、内部から目視確認できないので対応が遅れがち。
なので白蟻対策はなるべくやっておきたい。
対策としては・・・
〇一体打設ベタ基礎とすることで打継がなくなり白蟻が入れない構造とする
〇基礎コンクリートに近接した木構造部はホウ酸系防蟻剤で処理
幾重にも対策をして白蟻や腐朽から構造材を守ります。
樹脂サッシ取付。YKKAPのAPW430が標準仕様。
たくさん使うとメーカーさんから表彰状が頂けます。過去ブログ参照↓
No.1になったんだ|ブログ|新潟県長岡市の注文住宅・新築・リフォーム・リノベーション 有限会社大恭建興 (daikyo-kenko.co.jp)
樹脂枠+トリプルガラス、が我々の考えるのスタンダードな窓であります。
耐力面材施工 ~ 面材継目の気密テープ処理 ~
付加断熱材施工(ネオマフォーム45mm厚) ~ 透湿防水シート施工 ~
外壁下地木材施工 ~ 外部防水検査 ~
柱頭柱脚のコーナー金物裏側には小さな隙間があり、
そこが断熱欠損になるという事で、あらかじめ発泡ウレタン断熱材を充填。
さすが中村棟梁、気の利く大工さんです。
ホールダウン金物にも吹いてあった。他にもあちらこちらに。
監督も設計も誰もそんなお願いしていませんが、こういう配慮はありがたいですね。
壁内に高性能グラスウール16kを充填。
あらゆる断熱材の中でダントツでコスパが良いのがグラスウール。
材料価格と断熱性能のバランスに優れ、大量に流通しているので入手性も良い。
室内側にポリエチレンシートを施工。
壁内結露を防止するため、室内で発生した水蒸気が壁内に入らないようにするためのもの。
だからこのシートを“防湿層”と呼びます。
平たい天井を組んでポリエチレンシートを張り、その上に断熱材を吹き込む。
ここは気密も防湿も担うので“気密防湿層”と呼びます。
天井断熱材の施工。
セルローズファイバーをブローイング。
500mmのメジャーを設置して施工厚を確認します。
粉々の断熱材が充填されました。
マット状の断熱材を大工が入れていく方法もありますが、
こちらの方が隙間なく充填できるので確実です。
このあたりで中間の気密測定を行い、
いつも通り、C = 0.1 cm2/㎡ という結果。
これはとっても優秀な数値です。
中村棟梁、ありがとうございます。