“前田の家2”
地鎮祭当日の朝、天気予報のとおり外は暴風雪。
横殴りの風雪を覚悟して、反町監督と一緒に現場へ向かう。
防寒着、長靴、防寒ゴム手袋を装備して準備はバッチリ。
施主様より早めに現地入りして、神社さんと一緒に地鎮祭の準備を行う。
予想通り風雪強い。
風に煽られながらブルーシートを敷いて、タープを設営、祭壇設置を手伝う。
タープ飛ばされないかな・・・祭壇倒れそうだな・・・過酷な式になりそうだな・・・
このあたりで施主様登場。
次第に風雪が弱まり始める。
式が始まると風雪がやみ、厚い雲が流れ去り、お天道様が現れる。
そして後光のように暖かい日が差す。。。
素晴らしい。天気予報をひっくり返すほどの施主力であります。
前日に私が釣った真鯛。一番大きいモノをお供えさせて頂きました。
設計者である専務自らが地鎮祭の真鯛を釣ってくる、そんな工務店、全国に何件あるでしょうか。
施主様にも喜んで頂けて、私も釣りが楽しめる、win-winであります。
家の概要を簡単に御紹介しましょう。
敷地面積37坪と “中沢の家2” 同様にコンパクトな敷地。
長岡市内の一般的な分譲地が60坪程度と言えば、そのコンパクトさが伝わるかと思います。
しかし、建物自体はそれほど小さいわけではなくて、延床面積33坪と標準的な広さ。
アルミカーポートの建蔽率緩和規定を適用したうえで建築面積は上限ギリギリ。
さらに北側斜線制限と道路斜線制限も目一杯に計画し、
敷地のボリュームを使い切っております。
小さな土地に広く建てる!!
諸条件を勘案し、2階リビングプランとなっております。
リビングダイニングは勾配天井やロフトを組み合わせて、縦方向にも広々。
2階に水廻りやクローゼットを集約してすべての家事がワンフロアで行えます。
全館暖冷房だから階段室やホールに建具がない、開放的な屋内空間です。
温熱面はコストバランスの良いダイキョー標準仕様。
G2~G3程度の高断熱外皮 + 全熱交換型換気システム、
そこに普通の壁掛エアコンを設置して全館暖冷房を行います。
複雑で高価な設備に頼らず簡素な仕組みとすることで、
初期費用とその更新費用も抑えらる。
我々の家づくりの根底にあるものは “シンプルイズベスト” であります。