大恭建興

現場の様子(新組町の家) その二

2024.02.02 / 家づくり

わたくし、仕事の日のランチを外で食べる事が時々あります。

その場合、やはりラーメンを食べる事が多く、というかほぼラーメンなんですけど、

昨今の物価高騰でラーメンが一杯1000円くらいするようになってきたじゃないですか。

ならばいっそのこと、

もうちょっと追い銭して定食屋でおいしいものが食べてもいいんじゃないかと思うようになりました。

(少し裕福になってきたのかも知れない・・・)

柏崎方面の現場へ行くついでに関原の老舗定食屋 “馬高” でトンカツを食べてみました。

馬高トンカツ定食 1100円↓

ボリューム満点で味も良い。ラーメンと違って野菜を摂れるのも嬉しいですね。

“新組町の家”

地盤改良工事(環境パイル工法) ~ やり方設置 ~ 掘削 ~ 砕石敷設 ~ 

防湿シート敷設 ~ 捨てコンクリート打設 ~

今回は床下エアコン暖房では無いので、地中梁方式ではありません。

基礎の立上りが基礎梁となりスラブ区画を構成する一般的なベタ基礎です。

根切底がフラットでシンプルな風景。地中梁方式よりもこちらの方がローコストかな。

外周型枠組立 ~ 鉄筋組立 ~ 配筋検査 ~ 内型枠組立 ~ アンカーボルトセット ~

アンカーチェック ~ 基礎コンクリート打設 ~ 

内部立上部の型枠は浮型枠として、スラブと立上りを同時に打設します。

“一体打設” や “一発打ち” と呼ばれる手法。

コンクリートの打継が無くなりスラブと立上りが一体化するので、

より確実に構造強度を担保できます。

この工法は経験と技術が必要なので、手慣れた基礎屋さんに依頼しましょう。

12月下旬のコンクリート打設です。

生コンクリートは水分をたっぷりと持っているので、低温にさらされると凍ってしまいます。

凍害と言って、コンクリート肌が荒れたり、想定した構造強度が出なかったり、

よろしくない事が起こるんですね。

特に打設直後の一晩は特に注意が必要です。

例年、この時期の基礎工事は仮設テントを作って加温養生をしております。

やはり夜は冷え込み外気温は氷点下になりました。

でもテント内はストーブ焚いているのでボチボチ暖かい。

内部の温度は10℃程度。外は冬だけど中は秋。

これならコンクリートの水和反応が進み、想定通りの強度となるでしょう。

しっかりと養生期間をとり、型枠解体。

密実な基礎コンクリートが出来上がりました。

ここから大工工事。

土台にアンカーボルトの穴をあけて、座付ナットで締めこんで固定。

凹凸部や裏側はあらかじめホウ酸系の防腐防蟻剤で処理しておきます。

雨養生して建て方に備えます。

今年の冬は降雪が少なくてありがたい。

雨は積もりませんからね。

建て方作業。

実はドカ雪予報だったので、建て方の日程を一週間ほど延期しました。

お陰様で建て方当日は雪も雨も降らず。

こんな空の色でも、この時期の新潟で言うところの “晴れ” であります。

建て方作業はスムーズに進み、無事に上棟。

とりあえず屋根まで架かったので、これで雪が降っても一安心です。

棟梁は折田大工。

いつも通り、よろしく頼みます。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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