ダイキョー事務所に新たな仲間が加わりました。
その名も古田島(コタジマ)さん。できる男です。
と紹介しておいてまずは自分の話。
私 “いい家を造っていればおのずと結果はついてくる”
という前時代的な思考が染みついていて、とにかく成果物を良質なモノにしておけば、
それだけで安泰だと考えてしまいがちなんです。
零細企業のトップはそういう傾向がある人が多い気がします。元職人の経営者とか。
でもこれ経営戦略的にNGですね。
成果物以外にも大切な事が色々あり、全方位バランス良く高水準であるべきです。
それって何か。
例えば土地選び、資金計画や各種保険の提案代行、プレゼンテーション品質、etc。
家と直接的に関係はないけれど、家づくりには必須のモノ。
正直に言うと私や佐藤君があまり力を入れていないところ。
で、古田島さんはそのあたりに精通したプロ中のプロ。
さらにプランも上手いし図面も描ける。
これからは成果物以外でもハイレベルなサービスを御提供できるかと思います!!
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“中沢の家2”
上棟後、耐力面材の施工。
釘がメリコミ過ぎないように、釘打ち機のエア圧は弱めで釘を浮かせ気味にして、
最後は手で締める。こうするとメリコミ過多になりにくい。
一通り釘の施工が完了したら、目視で施工状況をチェック。
釘の種類、間隔、縁空き寸法、メリコミ、などがルール通りになっているか見て行きます。
大工も人間ですから、すべて完ぺきとは行きません。
NG箇所を伝えて、是正してから次工程へ進みます。
気密テープで継目を塞ぐ。
ケーブルやダクトなどが耐力面材を貫通するわけですが、
そういう穴はすべてシーリングで隙間を埋めます。
この面材が気密層という事になるので、ここを確実に気密化するのが重要。
その後、付加断熱材の施工。
ネオマフォーム45mm厚。
なんとも暖かそうなピンク色の断熱材。
内部の耐力壁施工と接合金物の施工。
その後、構造金物検査を受けて、合格後、次工程へ。
サッシと木下地の隙間は埋めましょう。気密化と熱橋対策ですね。
小さい隙間はシーリング材、大きい隙間は発泡ウレタン断熱材、と使い分ける。
壁内断熱材を充填。
高性能グラスウール16kの105mm厚。
その後、防湿シート施工。
このあたりで気密化が完了するので、中間の気密測定を行います。
C値 = 総相当隙間面積16cm2 ÷ 実質延床面積116.27㎡ = 0.137 cm2/㎡
四捨五入ルールに沿って、C = 0.1 cm2/㎡ という結果でした。
桝谷棟梁、GOODJOBです。