大恭建興

現場の様子(今町の家3) その二

2023.12.26 / 家づくり

ダラダラと続いていた事務所の改装工事がようやく完了です。

旧事務所の内装は濃色を多用したシックな雰囲気でしたが、

今回の新設部は白木仕上で明るい印象となっております。

以前よりも打合せスペースが広くなり、最大10人での打合せも可能となりました。

でっかい無垢板テーブルとでっかいPCモニターも設置。

ずいぶん広く快適になり、お客様との打ち合わせもはかどりそうです。

東山連峰を望む大きな窓の外側には電動ブラインドを設置。

オスモ&エーデルのヴァレーマという商品です。

このところ採用事例が増えているので、実機展示を兼ねて設置してみました。

日射の入り方や明るさの具合、羽の動き方など、実物を見ないとわからない事もありますよね。

ダイキョー事務所に来れば見れますよ~

“今町の家3”

床下エアコン向け地中梁仕様の一体打設ベタ基礎!です。

地盤改良(環境パイル工法) ~ 掘削 ~ 砕石敷均し ~ 防湿シート敷き ~

捨てコン打設 ~

外部型枠組立 ~ 鉄筋組立 ~ 配筋検査 ~ 内部型枠組立 ~ 

アンカーボルトセット ~ アンカーチェック ~ コンクリート打設 ~

この時期の新潟県は基本的に雨天。

12月に入り、週間予報を見ても全く晴れ間が無い状況。

しかし、雨天時にコンクリート打設したくない。

特にベタ基礎の場合はスラブ上面のコンクリート肌が荒れるし、

強雨の場合は水セメント比も変わってきて品質的な問題も出てきます。

(小雨程度ならば問題ない状況もあります)

今回はまだ気温がそれほど下がらない予報だったので加温養生はせず、

雨除けのための仮設テントで基礎をすっぽり覆いました。

これで雨が降っても大丈夫。

養生期間を経て型枠解体。

苦労の甲斐もあり、密実で綺麗な基礎コンクリートに仕上がりました。

ちなみに打設中の強雨が問題なのであって、

コンクリートの初期硬化が終わればむしろ雨に降られた方が良いのです。

だから何日もテントで覆っておく必要はなくて、翌日には撤去します。

下の写真のようにスラブ内部に水が溜まっている状況、

コレ実はコンクリートにとっては理想的な環境なのであります。

人間のお肌と一緒で潤いが大切。

潤いは水和反応を促進させ、乾燥によるひび割れも防げます。

コンクリートにとって水分は友達なんです。

「冬季のコンクリート打設は好ましくない」という声を耳にすることもあります。

(プロアマ問わず)

冬の基礎工事。コンクリートを理解して適切な対応を取れば何も問題ありません。

ここから大工工事。

まずは土台と基礎コンクリートをボルトとナットで固定していきます。

現場担当大工は中静棟梁。いつも笑顔のナイスガイです。

ホウ酸系の防腐防蟻剤を噴霧して耐白蟻性能UP。

土台、柱の裏側や凹凸部は上棟後に施工できないから、

あらかじめ噴霧しておきます。

建て方作業は順調に進行。

大丈夫、まだ雪は降ってない。積もってない。

はい!!降ってきました!!

なんとか屋根の防水シートまで間に合ったので、とりあえずは一安心。

年内に外回りの雨仕舞を固めて年越しかな。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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