大工工事スタート。
エコボロンで防蟻処理してからの土台を敷く。
雨で濡れないようにビニールシートで養生。
建て方作業は順調に進み、事故もなく無事に上棟。
延床面積60坪に近い大ボリュームは圧巻です。
ここ最近で一番大きなお宅ですね。
屋根のルーフィング(防水シート)張り。
耐力面材の施工。
ダイライトMSが入手困難なので、代替品でモイスTMを使います。
(一体いつになったらダイライトの品薄は解消されるのか!!)
この材料、釘の種類や間隔によって壁倍率が何種類もあるので間違いやすい。
構造設計時に壁倍率を使い分けられるのは便利だけど、
現場は混乱しがち。
釘打ちを担当する大工と入念に打ち合わせをしましょう。
外壁の付加断熱(外張断熱)はネオマフォームの40mm厚。
定番のグラスウールではなく発泡プラスチック系を採用。
単位厚みあたりの断熱性能が高く、
薄くてもしっかりと保温性を確保できる断熱材ですね。
また、グラスウールによる付加断熱と比べると下地木材が不要な分、
熱橋が少なく熱的に有利。
なので壁のU値は105mm厚のHGW16kを付加するのと同じくらいになります。
濡らしちゃいけない断熱材(グラスウール)と比べると、
吸水性が殆どないので濡らしても大丈夫。
ゆえに雨天時の施工が楽というのもメリット。
晴れ間が少ない冬季の施工時にはこれが大変ありがたい。
“繊維系断熱材による付加断熱”
“発泡プラスチック系断熱材による外張断熱”
どちらも一長一短あり、一概に決められません。。。