大恭建興

現場の様子(花園南の家) その三

2023.12.04 / 家づくり

来月から事務所スタッフが一人増えるので、

スペース増設を兼ねて事務所の改装工事を行っております。

(御来客の方々、事務所内が騒々しくてすみません)

年内に工事を終える予定でおりますが、

お客様の工事現場が優先だから、なかなかはかどりません。。。

そんななか、今日は事務所スタッフみんなでヌリカベの下地工事です。

各部の養生とパテ処理を4人がかりで一気に進めました。

明日から珪藻土を上塗りしていきます。。。

果たして間に合うのか。。。

“花園南の家3”

耐力面材施工 ~ 釘の施工状況チェック&是正 ~ 気密テープ処理 ~ 

付加断熱材(ネオマフォーム100mm厚)施工 ~ サッシ取付 ~ タイベックシート施工 ~

外壁下地木材施工 ~ 防水チェック ~

耐力壁施工 ~ 構造金物施工 ~ 構造躯体検査 ~

ホールダウン金物の裏側には空洞があり、そこが断熱欠損になるので発泡ウレタンを充填。

中村棟梁の優しさですね。

地盤面から高さ1mまでの木部はホウ酸系防腐防蟻剤で処理。(緑色に染まる)

基礎内断熱材はPSF3種b75mm~100mm厚を専用ボンドで接着。

スカート断熱は標準仕様よりもグレードアップ(外周部から≒2m)して、

床下暖房時の熱ロスを抑えます。

地中熱の恩恵よりも基礎スラブからの熱損失の方が大きいという話が優勢ですね。

2階の南面は大型FIX窓が3ヶ所並びます。

1階の南面も同様ですから計6ヶ所。大迫力です。

南面の開口率を高める事で冬季の日射取得を増やして日射熱だけて室内が暖かくなると、

エアコンの稼働率が減って、暖房費用も抑えられます。

THEパッシブデザインですね。

屋根の断熱材施工。

セルローズファイバーを室内側から施工。300mm厚。

垂木間にはネオマフォーム90mm厚が入っているので、

ダイキョー標準仕様よりも相当に高性能な屋根断面となっております。

冬場よりも夏場、屋根からの輻射熱軽減に効果的がありそうです。

中間の気密測定結果。

相当隙間面積11cm2 ÷ 実質延床面積130.73㎡ = 0.08414・・・

四捨五入ルールで C = 0.1 cm2/㎡ です。

社員大工&専属大工による気密施工はいつもハイレベルでございます。

木製外壁も張られました。

ウッドロングエコ仕上の杉赤身板を縦に張って、継目に細い材を打ち付ける押縁仕様。

ザラザラしたラフ仕上の風合いが魅力の定番の木製外壁です。

大工工事はほぼ完了。

竣工に向けて各種仕上げ工事に進みます。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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