室内側の防湿フィルム張が完了。
リビングは勾配天井で広々としています。
手が届かないところは足場を組み立ててからの施工になるので、
地味に大工も苦労します。
屋根断熱部はセルローズファイバーを吹き込む。
抑えシートに穴をあけて、ホースを突っ込んで、断熱材を入れていく。
無垢フローリングはノルディックパインとオークを使用。
後日、このパイン床は施主様にDIY塗装して頂きます。
オイル塗装は素人がやっても相応にキレイに仕上がるので心配無用。
奥様、頑張ってくださいね!!
オーク材はあらかじめオイル塗装してあるタイプ。
オークは寸法安定性もよくてキズに強くて木目や色味もクセが無い。
個人的には無垢フローリングの王道だと思っています。
工事期間の中盤で気密測定を行います。
完成時だけでなく中間時(気密工事完了時)にも行うことで、
施工不備の発見や是正がやりやすい。
「隙間発見!!直せ~!」的な。
完成してから気密測定して満足な気密性能が出なかったらどうするのか・・・
そうなれば壁や天井を剥がして不備を探すしかない。大事件です。
高気密住宅の経験が無い(少ない)ビルダーは、
中間時の測定を行った方がベターですね。
Q値やUa値は実測できませんが、C値は現場実測が出来る唯一の温熱スペック。
ダイキョーは全棟、気密測定を行っていて、
だいたいC=0.1~0.3cm2/㎡という範囲で安定してます。
高レベルでしょ!!
で、今回は・・・
家全体の隙間総量が18cm2(4.2センチ角)で、
相当延べ床面積が162.11㎡、ということなので、
18cm2 ÷ 162.11㎡ = 0.111cm2/㎡ です。
小数点第二位を四捨五入して、C値=0.1cm2/㎡ という結果。
「フッ、いつもの事じゃないか」と余裕の折田棟梁。
GOOJOB!!
現場の様子(上除町の家) その四
2019.02.15 / 家づくり小幡 大樹
専務取締役・一級建築士