大恭建興

現場の様子(東新保の家2) その二

2023.07.13 / 家づくり

もともと田んぼを埋めて造成された土地という事もあり、

地盤調査の結果は “要地盤改良” でした。

で、地盤改良工事を行うわけですが、

原則、木製杭を使う “環境パイル工法” を採用しております。

コンクリート杭や湿式セメント改良杭ではなく、

木製杭を使う事は環境問題に対して意義があると考えているからです。

輸入外材ではなく、国産の杉材を使用しているのもGOODですね。

次の世代の事を考えると、改良杭の撤去という話が出てくるんですけど、

この木製杭は比較的簡単に引き抜く事で出来るので、それもメリット。

直径120mm~150mm程、長さは6m。

専用の重機で地中に木杭を圧入していきます。

ちなみに新潟駅の駅舎の基礎工事にも木杭が使われているとかなんとか。

改良工事完了後、基礎工事開始。

遣り方設置 ~ 掘削 ~ 砕石敷均し ~ 防湿シート敷設 ~

外型枠組立 ~ 鉄筋組立 ~

ここで鉄筋検査。

構造の安全性に係わる大切な工程です。

自社チェックと第三者検査機関によるチェックが入ります。

図面通り(構造計算の通り)に配筋されているか、かぶり厚や定着長さが適切か、

全体的に目視で確認します。

内型枠設置 ~ アンカーボルト設置 ~ アンカーチェック ~ 

生コンクリート打設(一体打設) ~ 養生期間 ~ 型枠解体 ~

ベタ基礎が完成しました。

打継のない一体打設とすることで、より頑丈な基礎となる。

また、白蟻も入りにくくなります。

ここから大工工事。

まずは土台を基礎コンクリートの上に敷いて、アンカーボルトとナットを締め付けていきます。

その後、クレーン車と大工達が連携して建て方作業を進めて行きます。

柱を建て込み、梁を架ける。

作業はスムーズに進み、無事に2階の屋根までかかりました。

祝上棟です。

今回は久しぶりに上棟式を行います!!モチマキ有のフルコースで。

2階に祭壇を作り、

お供え物や撒き物をセッティング。

施主様御家族と大工達が祭壇の前に並び、上棟式開始。

(私が釣ってきたお祝いの魚も祭壇にあげさせていただきました)

担当大工の渋谷棟梁が祭壇の前で祝詞を読み上げます。

声のハリがあって、とってもカッコイイ祝詞でした。

さすが渋谷さん。

私からは沖メバルと・・・

マダイ、アラ、カガミダイを供えさせていただきました。

その後、御近所の方々に集まって頂き、モチマキです。

餅、お菓子、御縁玉、などを足場の上から撒く撒く。

施主様を始め、御近所の方々、大工達、皆の笑顔がとっても印象的で、

上棟式&モチマキを行う意義を再確認させて頂きました。

私が小学生の頃はあちらこちらで行われていたけれど、現代ではずいぶん減りましたね。

ただでお菓子が貰えるという貴重な機会ですから、それは嬉しかったものです。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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