我が家の自慢ポイントの一つがリビングからの田園風景。
ここの窓だけは奮発して高性能な木製サッシを設けました。
山形県の木製サッシメーカー“アルス”の商品で、
幅3.5m×高さ2.2mのとても大きな窓。
太い木製フレームに大判のトリプルガラスが入った超重量級なんですが、
軽やかに開閉可能。
100kgを超える障子を子供が簡単に開閉できちゃいます。
普通の引違窓とは違って、
ロックをかけると室内側に引き寄せるようになっています。
金庫のハンドルのようなロックレバーを回すと簡単に閉じる。
一般的な引違窓とは別次元の気密性能。
戸先の金具が重たい障子を引き寄せる事で隙間なくピシャっと閉じる。
こういった機構の窓は一般的な量産サッシには殆どない。
大手メーカーで言うと
YKKAPの大開口スライディング、
LIXILのLWスライディング、
このあたりがライバルか・・・
基本的に受注生産品なので、お手軽な価格ではない。
同じような断熱グレードの樹脂サッシと比べると3倍とか4倍とかします、、、
そう、高級品です。
性能だけで言えばこれを選ぶ理由は特にない。
トリプルガラスを入れればU値1.0程度。
国産樹脂サッシでもそのくらいの性能は出せるから、
付加価値としては、
・木製であること(本物の木だから質感はGOOD)
・受注生産なので寸法の自由度が高い
・引き寄せ金具による気密性能
これくらいか・・・
その付加価値にその差額を出せるか否か。
私個人としてはこの窓を入れて大満足です。
必然的に景色に目が行くので毎日この窓の存在を意識するし、
自然素材のインテリアにはやっぱり木製サッシがマッチする。
自己満足の世界かもしれませんが。
あとはアフターメンテナンスの対応が良い。
ハンドルの動きが渋くなったのでその旨をTELしたら
アルスの専務様が直々に来てくれて、
サクッと直してくれました。ありがとうございます。
メーカーが隣県にあるのは心強い。
木製の窓。高いけれどそれに見合った価値のあるものです。
興味のある方は小幡家に来てください。実物見れますので。
自邸の様子(高性能木製サッシ)
2018.09.15 / 家づくり小幡 大樹
専務取締役・一級建築士