地盤改良 ~ 掘削 ~ 砕石敷 ~ 防湿シート敷 ~ 捨てコン打設 ~
外型枠組立 ~ 鉄筋組立 ~ 鉄筋検査 ~
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床下暖房方式とする場合は、“地中梁仕様の一体打設ベタ基礎” としております。
地中梁仕様の理由
基礎内部の立上部を減らし、床下空間の連続性を高めて開放的にして、
床下暖房の暖気を廻りやすくするのが目的。
暖房時の床面温度をなるべく均一にしたいという事です。
一体打設ベタ基礎の理由
防蟻性向上が目的。
一体打設とすることでコンクリートの打継が無くなり、白蟻が入る隙間が無くなります。
基礎断熱工法は白蟻被害を視認しにくいので、対策はしっかりとしたいところです。
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内型枠組立 ~ アンカーセット ~ アンカーチェック ~
この時点で1月中頃。日最低気温は氷点下。今回も真冬の基礎コンクリート工事です。
施工管理の教科書を開くと、
「原則、気温5℃以下の場合は生コンクリート打設してはいけない」と書いてあります。
外気温が低いと打設直後の水をたっぷり含んだ生コンが凍って、硬化不良を起こし、
強度不足等に繋がるんですね。
ゆえに、基礎コンクリート等の構造の要になるような部位の生コン打設を冬に行う場合は、
特段の配慮が必要になります。
まぁ世間一般では、真冬に無対策で生コン打設を行っている現場がほとんどと思いますが、
ダイキョーでは可能な限りの配慮として、テント養生を行っております。
単管で骨組みを組んでから、生コン打設。
その後速やかにブルーシートで覆って、内部を加温します。
内部でヒーターを一晩焚いて、加温養生。
外気温は氷点下でもテント内部は10℃くらいまで上がります。
コンクリートの硬化もしっかりと進むことでしょう。
夜も火を焚きっぱなしにするので、安全管理のため、高橋監督は現場に泊まり込み。
いつもお疲れ様です。
すき焼きをメインに車中泊を楽しんだり、施主様や御近所のOB様から差し入れを頂いたり、
これはこれで楽しそうですね。
(高橋監督の趣味はキャンプ)
高橋監督の苦労の甲斐もあり、
密実な基礎コンクリートが出来上がりました。
ここから大工工事。
土台と柱のホウ酸処理(防腐防蟻処理)を行ってから土台を敷いていきます。
人畜無害で効果長持ちの防腐防蟻剤です。
1階の柱を建てて、横架材を架けて、
2階の柱を建てて、小屋組をかけて、屋根垂木をかけて、無事に上棟です。
この時期ですが、天候もそこまで荒れず建て方作業もスムーズに進みました。
Kさん、上棟おめでとうございます。
木工事担当は平沢棟梁。
よろしく頼みます。