“帯織の家”
木造住宅の地盤改良工事には、様々な種類工法があります。
最もポピュラーな湿式柱状改良工法、
ダイキョー定番の環境パイル工法、
鋼管杭系の工法、etc。
今回はエヌスケッチさん御指定の “エコジオ工法” を採用。
“砕石杭” という総称で呼ばれたりする工法ですね。
オーガーで地盤を穿孔して、その空間に砕石を敷き詰めて円筒状の改良体を作っていきます。
様々なメリットがある工法なので、
ダイキョーも10年程前に類似工法の本格採用を検討したことがありました。
しかし、当時懇意にしていた地盤構造の専門家から「施工性に難アリ」と否定的な意見を頂き・・・
結局採用には至らず、砕石杭にあまり良いイメージがなかったんですけど、
詳しく話を聞いてみると・・・
なんと・・・
当時の問題点や懸念点がすべて解消されていて、
しかも費用的にもかなりリーズナブルになっていました・・・!!
食わず嫌いはダメですね。常にアンテナを張って最新情報を受信する姿勢は大切だと痛感。
井口さん、勉強になりました。
ベタ基礎 + 基礎断熱工法 という仕様。
特に床下暖房を行う設計ではありませんが、
最近は床下暖房ではない家でも、基礎断熱工法の採用が増えているような気がします。
床断熱工法よりも外皮計算が有利だから?
床面のヒンヤリ感が軽減されるから?
定番の浮型枠によるベタ基礎一体打設です。
コンクリート打継がなくなり、白蟻侵入リスクが激減、基礎内断熱工法でも安心。
密実で堅牢な基礎コンクリートであって欲しいから、
ダイキョー標準仕様の生コン強度は Fc=30N。
一般住宅の基礎としては比較的高強度かと思います。
養生期間を経て、型枠解体。
いつもの腕利き基礎屋さんがキレイに仕上げてくれました。
ここにきて雪が積もる。そう、今週前半のドカ雪です。
高橋監督と反町監督が頑張って除雪してくれました。
外部足場組立 ~ 土台敷き ~
新潟の冬としては恵まれた天候のなか、建て方作業が進みます。
ウッドショック後、構造材はベイマツ材からスギ材にシフトしておりましたが、
ここへきて久しぶりにベイマツ材を使用。
スギの構造躯体と比べるとベイマツの構造躯体は細い。久しぶりに見るビジュアルです。
(スギよりもベイマツは高強度なので細くても構造強度は同じ)
無事に上棟しました。
雪が本格的に降る前に屋根の防水シートまで間に合いました。
大工達、寒い中お疲れさまでした!!