大恭建興

現場の様子(永田の家3) その一

2022.12.04 / 家づくり

“永田の家3”

ダイキョー社屋の御近所での建て替え案件です。

既存家屋の解体が完了。

着工に先立って、神社による地鎮祭を行うのが一般的なところ、

今回は施主様御自身でシンプルな形式で済まされました。

セルフ地鎮祭的なモノです。お酒と塩を撒いて工事安全を祈願。

最近はこういうケースも増えてきて、これはこれでOKだと思います。

家づくりに係わる慣習?儀式?というものも、時代の流れと共に変化していくものなのでしょう。

いよいよ工事開始です。

ここ最近は「基礎断熱範囲強化」「床断熱強化」や「無駄な窓を設けない、ほどほどの開口計画」

を実践しているので、Ua値0.25~0.30W/㎡・k くらいの外皮性能に落ち着く事が多い。

超絶高性能というわけではないけど、

このあたりがバランスのいいおいしいポイントかな?と思っております。

HEAT20のG2以上、G3(最高等級)未満という感じ。

国の定める断熱等性能等級で言うと、等級6~等級7(最高等級)ですね。

各グレーディング制度の最高等級にスレスレ届くか届かないかというライン。

ただ、

建物の外皮性能をそういうハイレベルに持っていくには相応の材料費や施工費がかかってきます。

さらに資材高騰の状況下、建物の価格はどんどんUP・・・

「高性能で長持ちな家を作って長く快適に住むのが正解」

「イニシャルコストが高くてもランニングコストが安いから数十年スパンで見れば結果お得」

高断熱系工務店や設計事務所は総じて上記のような話をします。私もそう言ってます。

たぶん間違ってない。

でもね、

そう言われてもやっぱり建築費用(イニシャルコスト)が高額で、

手が出ないエンドユーザーが多いのも事実。

まぁただのボヤキなので、明確な解決策は今のところありません。

もう少しイニシャルコストを抑えて、

リーズナブルな価格で高性能住宅を提供できたらいいな~という個人的な願望です。

そんなウルトラCがあったら誰か教えてください。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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