核家族が住む一般的な間取りの2階建ての家を、
一台のエアコンで全館を冷暖房するには色々と工夫が必要。
階段室だけでは空気の循環が足りないので出来ればもう一ヶ所、
一階と二階を繋げる穴が欲しい。
そういった意味での“吹抜”は非常に効果的です。
しかし、面積的な制約などで吹抜を作れないこともあるでしょう。
そんなときは、必殺スノコ床。
2階の床をスノコ状にして空気の対流を作る↓
1階から見上げる。
暖気と冷気が対流して、1階と2階が均一な温度になる。
この上は物干場だから、洗濯物も良く乾く。
スチール製の階段。
鉄は部材を薄く作れるので、シャープなデザインをやりやすい。
木の階段もいいけど、鉄も悪くない。
大工造作で本棚をこしらえる。
アルダー材のオイル仕上。
スチールのブラケットは最近お気に入りの上手製作所のもの。
気の利いたデザインです。
大工工事が完了し、内装工事に入る。
内装屋さんがパテ処理して、珪藻土クロスを貼る。
現場の様子(諏訪の家) その五
2017.03.06 / 家づくり小幡 大樹
専務取締役・一級建築士