大恭建興

現場の様子(花園南の家) その四

2016.12.14 / 家づくり

天気予報によると今週末にかけて新潟は雪っぽい。
工事現場に降雪は嬉しくないので、
建築屋としては、あんまり降らないでほしいものです。
個人的に最近はスキー場にも行かなくなったので、
そういう意味でも雪は歓迎できないですね。
「やったー雪が積もったー」
というような子供心。
ついこの間まで持ち合わせていた気がしますが、
もう無くなってしまったみたいです。。。



そんな寒い寒い冬のこの時期に、夏の冷房のネタ。
新潟の気象の場合、
夏の冷房よりも冬の暖房に必要なエネルギー(電気代)の方がはるかに大きく
必然的に暖房の方が優先順位が高くなります。
冷房している期間よりも暖房している期間の方が長いですよね?
だから「いかに効率よく快適に全館暖房するか」がまず最初にくる。
真摯に省エネ住宅に取り組んでいる建築業者は、
各々様々な方法でそれを実践しています。

で、暖房が満足に出来たならば、次は冷房じゃないかという話。
現状、ダイキョーの標準的な仕様としては2階のホールに、
冷房用エアコンを一台設けて、それで全館冷房を行うスタイル。
躯体の断熱性が良ければこれでも十分に冷えるのですが、
個室間の温度差はやはりあります。
個室が多くて閉鎖的な状況だと、どうしても温度ムラが出てしまう。
そこで、花園南の家は“小屋裏エアコン冷房”という手法をとっています。
概念は下図の通り。



床下エアコンシステムをそっくりそのまま上下ひっくり返した、
といったイメージ。
小屋裏空間に設置された壁掛エアコンで小屋裏を冷やし、
その冷気が2階の各室に落ちていき、1階まで到達する。



スリットや有孔板を駆使して、冷気の通り道を作る。
竣工予定が暖房期というのが悔やまれます。。。
花園南の家はHEAT20のG2グレード相当の超高断熱躯体ですから、
夏はギンギンに冷えることでしょう。



ガルバの外壁もほぼ張り終えました。
久しぶりの丸波(中波)はホリが深くて立体感がある。GOOD。



大工工事もほぼほぼ完了。
年明けの竣工に向けてラストスパート!!



小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

大恭建興に相談してみませんか?
突然の訪問や無理な営業活動は一切いたしません。
新築、リフォーム、住まいに関する疑問・質問などお気軽にお問い合わせください。
カタログのご請求や見学会の来場予約もお待ちしております。
ページ上部に戻る