主たる外壁は定番のガルバリウム鋼板の逆角波。
部分的に杉板を張ってウッドロングエコで塗装する。
金属と木をバランスよく使ったシンプルなデザイン。
良い意味での“普通”を意識してます。
階段室の内装仕上げはシナベニヤの突き付け張。
目地をとらずに張るので、キレイに仕上げるには技術が必要なんですね~
まさに“大工泣かせ”
特に踏板に沿ってのジグザグの加工が一苦労。
小飯塚大工の一流の技術により素晴らしい仕上がりとなりました。
エアコン1台で全館冷暖房を行う場合、
家中の空気を効率よく循環させねばなりません。
2階建てであれば、1階と2階をより一体的な空間としたい。
そのために、このようなスノコ床(天井)を作って空気がめぐるようにする。
キッチンを組み立てる。ウッドワンの木製キッチンです。
システムキッチンで、
面材が木製で、
高価じゃないモノ、
となるとこれが一番。
クリナップの商品と並んで弊社では採用率が高いですね。
中間の気密測定も行いました。
結果はC=0.3cm2/㎡といつもながらの良い数値。
これは床面積に対してどれだけの隙間があるかを示します。
稲保の家の延床面積はおよそ110㎡なので
0.3cm2×110㎡=33cm2
33cm2≒5.7cm×5.7cm
隙間の総量が5.7cm角、名刺よりも一回り小さいくらい。
「高気密」という言葉に明確な定義はありませんが、
あえて言えば、平成11年省エネ基準にC値の基準があります。
地域別に分かれていて、
長岡だとC=5.0cm2/㎡以下、北海道でC=2.0cm2/㎡
だそうです。。。
隙間風ピューピューでしょう。
こんなんじゃ一般的な第三種換気ではまともに換気されないと思う。。。
いや、隙間から自然に換気されるからそれでいいのか。。。
とにかく、ダイキョーの家は隙間が極めて少なく(C値が良く)、
第一種換気(熱交換)で確実に家中を換気できるわけです。
現場の様子(稲保の家) その五
2016.08.03 / 家づくり小幡 大樹
専務取締役・一級建築士