大恭建興

現場の様子(滝谷の家) その三

2020.05.23 / 家づくり

上棟後、耐力面材(モイスTM)の施工です。

釘の種類と間隔が適切か、面材にメリコミ過ぎていないか、をしっかり確認。

そのあたりがいい加減だと計算上の耐震性が発揮できません。。。

膨大な本数の釘なので、釘打ち機なるマシンを使って施工していきますが、

配慮もなくガンガン打っていくと釘がめり込み過ぎるのが常。

釘打ち機のエア圧を弱めにして、少し釘が浮く位で施工して、最後は手で釘を締める。

メリコミ過多を防ぐにはそれしか方法はありません。

付加断熱の下地木材取付~付加断熱材の施工~タイベックシートの施工。

雨天時の施工だったため、外部足場にブルーシートを張ってしっかり養生します。

(繊維系断熱材は一度たりとも濡らしてはいけない)

(濡れると中々乾かないので)

内部の断熱材施工。

付加断熱材が105mm、充填断熱材が120mmで合計225mmの外壁断熱層となります。

これだけ断熱材が入ると遮音性もかなりのモノ。

自宅もそうですが、外部の騒音が入ってこないので家の中が静かです。

続いて防湿シートの施工。

壁内への水蒸気流入を防ぐ防湿層の役目を果たします。

コンセントやダクトまわりは専用の部材と気密テープを使って

隙間なく防湿層を連続させましょう。

シートの張り方やテープ処理など上手い下手の差が出やすいところ。

慣れた大工にやってほしい工程ですね。

サッシは全てYKKAPのAPW430。

ダイキョー定番のトリプルガラスの樹脂サッシです。

特にこの南側の大きな窓は “大開口スライディング” というスペシャルなヤツ。

引違窓のような見た目ですが、

開閉が軽くて(大判トリプルガラスはすごく重たい)

気密性能を保ちやすい(引違窓は経年時の気密低下が避けられない)

という、素晴らしい窓。

自邸のエコスライド窓と同じで障子の引寄機構があるので、引違窓のワンランク上と言った感じ。

相応に高額ですが、それに見合った価値はあると思います。

例のごとくインセットサッシとして納めます。

https://daikyo-kenko.co.jp/blog/1212/

サッシ廻りをポリスチレンフォーム断熱材で覆う事でフレームからの熱損失を微減。

家全体の熱損失量から考えると、その微減量は誤差の様なものですが、

サッシが結露しにくくなるというメリットがあります。

あと、窓が凹むことで印影が出来て外観上の利点?もあるかと。

ホリが深くなるというか平井堅というか・・・

南側の軒は深く深く。

積雪にも耐えられるように90センチほど梁を跳ね出しております。

この下に縁側を設置して、内部と外部がスムーズに繋がる計画。

楽しげな家になりそうです。

工事は後半戦に突入。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

大恭建興に相談してみませんか?
突然の訪問や無理な営業活動は一切いたしません。
新築、リフォーム、住まいに関する疑問・質問などお気軽にお問い合わせください。
カタログのご請求や見学会の来場予約もお待ちしております。
ページ上部に戻る