大恭建興

現場の様子(若草の家)

2014.07.22 / 家づくり

今回のリノベーションは耐震改修も併せて行う計画です。
基礎コンクリートのクラック(小さなひび割れ)は全て補強修繕。
ひび割れに沿ってシール材を塗布しエポキシ樹脂を圧入し、
ヒビの中に2液性のエポキシが浸透して硬化。ガッチガチに接着されるのです。
こうすることで基礎の強度が復元されます。



古い木造住宅は耐力壁(スジカイ)の絶対量が不足しているケースが多く、
この建物も耐震診断の結果、耐力壁の量が足りてません。
なので、耐力壁を増設して現代水準の耐震性を持たせます。
地震時の水平力に抵抗する強固な壁を増やす。そんなイメージ。
耐力壁の下には基礎が必要なので基礎コンクリートを増し打ちします↓



現代の木造と昔の木造を比較すると「接合部の強度」が全然違います。
土台と柱、柱と梁、梁と筋交い、、、
構造材同士がくっついている部分の強さの事。
地震時はそれらをバラバラにしようとする力が働き、建物が壊れる要因となる。
阪神淡路の地震では“接合部の弱さ”が原因で倒壊した建物が多々あったそうです。
それを教訓に、「構造体の接合部はガッチリ金物で補強しなさい!」
と法律が改正されました。
↓今時の木造はこういった金物で柱や梁をつなぎます。



↓筋交いプレート。スジカイと柱を強固に接合します。



外周部はすべてダイライトを張り、耐力壁とします。
ここまでやれば現代水準の耐震性です!!



小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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