大恭建興

現場の様子(日之出町の家) その三

2016.12.27 / 家づくり

最近ブログの更新頻度が落ちてます・・・
ご紹介してないリフォーム&リノベ現場も多々あり、
ネタは沢山あるんだけど、なかなかブログに手が回らない。
ただただ精進が足りない。それだけです。

日之出町の家。順調に工事進行中。
基礎完成後、基礎の上に土台を敷く工程↓
ヒノキ土台にアンカーボルトの穴をあけて、
ホウ酸系防腐防蟻剤で処理して、
座掘ナットを電動ドライバーで締めていきます。



無事に上棟。
シンプルな片流屋根です。



上棟後はスジカイや間柱、窓の下地材を大工が取り付けていく。
その後、外周面はすべて耐力面材(ダイライト)を張る。
積雪荷重を見込んだ耐震等級2、という仕様です。
耐力面材とスジカイを併用して、壁量と偏心バランスを確保するのが、
ダイキョーのスタンダードな構造設計。
パッシブな住宅設計というのは南面に大窓を設けるのが常で、
南面外壁に耐力壁を作りづらいプランになりがちなんです。
だからスジカイだけでなく、
耐力面材も併用すると壁量に余裕が出てきて大窓を設けやすい。



サッシは初採用の防火戸サーモスX。
LIXILのアルミ樹脂複合サッシです。
今回の敷地は準防火区域に入るため、窓には一定の防火性能が要求されます。
こうなると正直、あまり選択肢はありません。
サッシ単体で防火規定をクリアしているモノで、
断熱性能の高いモノ、というと、、、

〇YKKAP APW330防火戸
〇LIXIL 防火戸サーモスX

この2種でしょう。どちらも同程度の断熱性能。
準防火区域内だと事実上“最高グレードの断熱性”ということになります。
非防火タイプと比べるとコストがグッと上がるけど
断熱性能は上がらない。防火性能の為のコストってことですね。



裏技的に防火袖壁や防火雨戸で対応するという手もあります。
そういった方法であれば非防火のもっとハイグレードな窓を使えますが、
物理的な制約やコスト面の問題もあるので、難しい部分です。



小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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