大恭建興

らーめん三昇

2016.09.08 / ラーメン

らーめん三昇 に行ってまいりました。




国道8号線に面しており、無垢の杉板で化粧された外観が目印。

国道沿いで遅くまで営業というと、なんとなくサービスエリア的というか、あんまり期待できないというか…(偏見です)

しかし三昇は、ハイクオリティな燕三条系ラーメンを提供する名店でした。あまりにも隠れていないので逆に気が付きませんでした。もっと早く知りたかった!!

 

訪れたのは平日のお昼どき。偶然開いていたカウンター席に滑り込みました。






枕詞に「自慢の」とつけるくらいなので、今回は「三昇らーめん」を注文。

待っている間、いつもお世話になっている業者の職人さんがお隣に。

こう、食べ物の写真を撮っているところを知り合いに見られるのはなかなか恥ずかしいですね。

ラーメン食べて午後からも頑張りましょう。




そんなこんな職人さんと仕事の話をしているうちに三昇らーめんの到着。

見た目は、一般的なこってりとした燕三条系ラーメンよりも小ぎれいな感じ。

背脂の粒が大きめなことや玉ねぎがスープに浸からずに真っ白なまま出てくること、水菜の存在がそう感じさせるのでしょう。

さわやかな見た目の通り、スープも燕三条系としてはかなりあっさり。

しかしあっさりとは言っても薄いわけではありません。

煮干しの出汁がしっかり効いた醤油ダレには鋭さがあります。背脂によって甘味が加速されても輪郭を崩しません。

麺はコシもハリも強い平打ち麺。まるできしめんのような麺で、存在感のあるスープに相対するだけの力があります。




トッピングの玉ねぎはスープにひたされていないのがいい感じ。スープに浸けすぎて辛みが全くなくなるよりも、さっと浸けてすこし辛みの残った状態で食べるのが好みです。

チャーシューは力のあるスープと麺を前に完全に脇役に…。でもメンマや水菜とあわせて、よいアクセントとして三昇らーめんの完成度の高さの一助となっています。



気が付けば完食。そして完飲。

飲んではイカンと思いつつ、止められない味。

三昇らーめんは燕三条系ラーメンだと思っていましたが、これは燕三条系をベースにした全く別物ラーメンです。

燕三条系を踏み台に、さらなる高みを目指す姿勢が好印象の一杯でした。

佐藤 光

佐藤 光

一級建築士

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