社長ブログ

日々の仕事のこと、現場のこと、そして、ときどき暮らしのこと。
家づくりの現場から感じたことを綴っています。
住まいづくりの裏側や、私たちの仕事への向き合い方も、
少し感じていただけたら嬉しいです。

2026.07.23
現場の様子(中島の家6) その四

“中島の家6”

内装壁はヌリカベDIY、施主様による珪藻土左官仕上としております。

まずは弊社会長が作業要領をレクチャー。

マスキングテープによる養生、パテ処理、ネタの練り方、コテの扱い方~塗り方、etc。

化粧とか塗装とかそういう類の作業は 

“下地処理” 

の良し悪しで完成時のクオリティが大きく左右されます。

下地の凹凸が仕上時に見えてこないようにパテを丁寧に入れて平滑にしていくイメージです。

パテ処理~乾燥~研磨 をワンクールとしてその回数を重ねるほど表面が滑らかになり、

仕上材を塗った時に下地の凹凸が見えにくくなります。

左官仕上のように塗材の厚みが厚い場合は1~2クールが相場。

続いて左官材を練っていきます。

粉末状の珪藻土に規定量の水を入れてミキサーで攪拌。

隅々まで水分が行きわたってダマが無くなるまでひたすら混ぜ続ける。最低15分くらい。

時間があれば練ってから一晩寝かせるとベスト。

水分が均一に行きわたり滑らかな仕上がりとなります。

ゼオライトエコナという商品がダイキョー定番。

便宜上「珪藻土」と言っているんですけど、

珪藻土だけではなくゼオライトも混ざっている左官材です。

どちらの材料も調湿作用や臭気吸着作用に優れます。

自ら鏝を持って手本を見せる会長。

会長を始め、ダイキョー事務所スタッフは左官経験が豊富なんです。

自宅内装や事務所内装さらには施主様DIYお手伝いで鍛えられているので、

その腕前はセミプロ級。そんな我々がレクチャーさせていただきます。

と言っても今回の施主様ご夫婦はヌリカベDIY経験者。

以前、御自宅リフォームの時に一通りやっているからとってもお上手です。

一度身に付いた感覚というものは早々忘れるモノではありません。

控え目なコテ跡がいい感じ。

壁紙では得られない本物が持つ上質な雰囲気が得られます。

自分で塗れば愛着も沸くし、将来的なメンテやリペアも自分で出来るから、

ヌリカベDIYはやっぱりお勧めです。

それと余談ではありますが、

今年からダイキョー社内に左官事業部を立ち上げました。

プロジェクトリーダーは弊社会長。左官もできる元大工です。

なぜそんなことになったかと言いますと、、、

建築業界では高齢化による職人不足が深刻で、特に左官職人はその筆頭です。

冗談じゃなくて60歳代が「若手」なんて言われたりしております。

そうなると価格が高く(工期も長く)なりがちで、

左官仕上を採用しにくくなっている現実があります。

せっかく “左官” という日本伝統の上質な手法があるのだから、

積極的に採用していきたいじゃないですか。

ということで、

左官仕上を外注せずに内製化することで諸問題を解決、

価格もお求めやすくしたつもりです。

ぜひ採用を御検討ください。

・・・

ヌリカベDIYも無事に完了し先日、竣工現場検査を行いました。

久しぶりの薪ストーブ採用物件。

同じく薪ストーブユーザーである高橋監督が嬉しそうです。

可動部のチェックやキズや汚れの洗い出し作業をスタッフみんなで行います。

修繕&調整作業を経て、竣工です。

ワインレッドの板金外壁と煙突が象徴的なファサード。

竣工写真は後日ウェブサイトにUPします。

・許容応力度計算による耐震等級3(積雪1.0m時)

・Ua値 0.24W/㎡・k(Q-pex5.00) ※HEAT20G2グレード 断熱等級7

・C値 0.11cm2/㎡(建物条件1にて竣工時実測)

・C値 0.26cm2/㎡(建物条件2にて竣工時実測)

・床下エアコン1台による全館暖房

・壁掛エアコン1台による全館冷房(バックアップ用冷房ACあり)

・認定長期優良住宅

小幡 大樹
小幡 大樹
代表取締役社長・一級建築士