スタッフブログ

日々の仕事のこと、現場のこと、そして、ときどき暮らしのこと。
大恭建興のスタッフが、家づくりの現場から感じたことを綴っています。
住まいづくりの裏側や、私たちの仕事への向き合い方も、
少し感じていただけたら嬉しいです。

2026.05.14
現場の様子(中島の家6) その三

“中島の家6”

上棟後の工事の流れを追っていきます。

まずは外周面に耐力面材(タイガーEXハイパー)を施工。

構造計算によって偏心バランスをとっているので、

耐力壁(強い壁)と非耐力壁(弱い壁)が混在しております。

それぞれ釘の施工間隔が違うので注意が必要なポイントです。

「たくさん釘を打てば頑丈になるんだから打ち過ぎて悪いことないだろう」

というのが人情ですが、

そういうことをするとバランスが崩れて本来の耐震性を発揮できません。

図面どおりに耐力壁と非耐力壁が施工されているか?

設計担当&現場担当が目視確認していきます。

それと併せて釘の種類、メリコミ過多、ヘリ空き寸法を確認。

不備がある部分にチェックを入れて、是正対応します。

昨今の高耐震な木造住宅は面材と釘で成立しているようなものなので、

この工程の品質管理はとても大切です。

その後、耐力面材の継手にアクリル系気密防水テープを貼っていきます。

面材が気密層となる断面設計なのでここを丁寧に処理することで、

より確実に気密化できます。

また構造木材の乾燥収縮により軽微な隙間が空いたとしても、

このテープがあればカバーできるから、長期にわたって気密性能を維持できるはず。

外壁付加断熱材(ネオマフォーム)の施工。

これを丁寧に隙間なく張る事でも相応の気密化ができます。

過去ブログでも触れていますね。

現場の様子(長岡千代栄町の家) その三|ブログ|新潟県長岡市の注文住宅・新築・リフォーム・リノベーション 有限会社大恭建興

耐力面材が気密層という想定なんですが、

結果的にネオマフォームと室内側防湿シートも気密層チックな作用として働きます。

外壁の密閉ラインが3層という構成となるイメージです。

タイベックシートは雨水の侵入を防ぐための防水層。

窓まわりやダクトまわりは防水テープで隙間なく処理。

外部防水検査に合格後、外壁材を張っていきます。

基礎内断熱工法。

外周部立上りとスラブ上にポリスチレンフォーム断熱材を張り込みます。

ナフサショックの影響でここが鬼門でして、

この手の発泡ボード系断熱材が入手しにくい状況です。

スラブ上断熱材の保護と清掃性&移動性を高めるために養生板を設置しておりますが、

これも同様に品薄・・・

今後は代替品などで対応してまいります。

床束と基礎との取合い(断熱欠損部)は発泡ウレタン断熱材を吹いて断熱補強。

M12アンカーボルトの座彫ナットと土台継手は気密テープ処理。

M16アンカーボルトの穴はシーリング処理。

中静棟梁の徹底した仕事ぶりが垣間見えます。

(ここまでやらなくてもいい思います)

内部耐力壁施工 ~ 構造接合金物施工 ~

木材や金物の供給は今のところ問題ありません。

筋交プレート、シナーコーナー、メリコミ防止プレート、etc、

あちこちに補強金物が設置されます。

一通り施工完了したら構造金物検査を行い、耐力壁や金物の設置状況をチェック。

次工程に進みます。

壁内の断熱材施工。高性能グラスウール20k 105mm厚。

アースウールという海外製の商品でして、国産にはない濃いグレー色が目立ちます。

ニッチな商品だからなのか、

国産メーカーのような品薄&長納期ということもなく、非常にいいあんばいです。

室内側に張る防湿シート(ポリエチレンシート)は世間的に品薄らしいですが、

在庫品があるのでとりあえずは問題なし。

天井断熱材施工。

セルローズファイバー350mm厚。

たっぷり吹き込んでいただきました。ありがとうございます。

このような感じで各工事現場は順調に進行中です。

ダイキョーの現場は今のところ、工事が止まるような事態にはなっていません。。。

「住宅が建たない!」とか「住宅価格爆上げ!」とか

不安を煽るようなニュースやSNSが散見されますが、その真偽はいかに。。。

冷静に対応していきましょう。

小幡 大樹
小幡 大樹
代表取締役社長・一級建築士

大恭建興の家づくりについて
もっと知りたい方

その他、ご予算や立地条件に応じて
適切な仕様をご提案いたします。