大恭建興

現場の様子(寺泊の家) その四

2026.03.27 / 家づくり

“寺泊の家”

大工工事が完了したら、施主様ご夫婦にヌリカベDIYを頑張っていただきます。

内装壁のほぼすべてに珪藻土を鏝(こて)で塗りつけていくという難易度高めの作業。

普段ならば施工しやすいローラー塗りをおススメするのですが

施主様の強い御要望もありまして、鏝ヌリすることになりました。

 

我々のほうで施工方法等のレクチャーはするんですけど、

実際の作業はそれなりに時間と労力がかかるので相応の覚悟が必要です。

「下地のパテ処理も自分達でやります」とおっしゃるガッツ溢れる若い施主様ご夫婦。

そこはプロに任せる人が多いところ、そこも自分達でやっちゃうと。

プロによるお膳立ては一切ありません。なかなかスパルタンなDIYであります。

・・・

DIYの場合は塗らなくていい部分(木部等)を汚してしまいがちなので、

まずは養生テープを貼る作業からスタート。

地味だけど大切な工程です。

続いて下地処理です。

石膏ボードの継目にひび割れ防止のファイバーテープを貼ってから、

凹んだ部分をパテで埋めていきます。

パテ材は硬化すると少し痩せるので出来れば2回やるといいですね。

この作業自体はそれほど難しいものではありません。

パテで凹みを埋めて、石膏ボードを平滑にしていくだけ。

地味な工程ではあるけれど、この工程をおろそかにすると後の工程に響きます。

どんなジャンルでも「仕上がりは下地で決まる!」とか言うじゃないですか。

基本に忠実にただひたすら凹みを埋めていくのであります。

続いて珪藻土を練る工程。

粉末状の珪藻土に水や顔料を加えてミキサーで練り練り。

高橋監督が優しく丁寧にレクチャーしてくれます。

施主様もミキサーを持って混ぜます。

時間と労力が必要な作業なので、ある程度まとまった量を練り置きしておくと良いです。

蓋をして密閉すればすぐに固まることはないし、

水分が蒸発して固くなってきたら水を加えて再度練れば粘度調整できます。

まずは目立たない部位から塗っていきます。

鏝の扱い方を覚えつつ、仕上げていくイメージ。

当然ですが最初からうまくいく人は居ません。

鏝&ネタと格闘しながら感覚を掴んでいきます。

やる気に満ちた若いご夫婦。

飲み込みが速くて仕上がりも上々です。

我々の教え方が良いのかも知れません。

寝室は黒い顔料を入れてグレー色としました。

壁紙では得られない陰影のあるザラっとした質感がGOOD。

滲み出る本物の雰囲気。いいモノ感。

慣れてくると、わざと鏝でムラをつけるなんてことも出来ます。

自分でやれば愛着も沸くし、コストも抑えられるし、

汚損した際にリペアも可能です。

ヌリカベDIYはメリットが非常に多いので、

手間暇をかけられるのであればおススメです。

ちなみにこのお宅、内装に壁紙は一切使用せず、

ソリッドな本物の素材のみで構成されております。

木、モイス、珪藻土、さらには天然石(大谷石)をあしらい、

上質さと経年美化 を意識した内装デザインとしました。

4月下旬には完成見学会を予定していますので、ぜひ見に来てください。

詳細はのちほどアップさせていただきます。

小幡 大樹

小幡 大樹

専務取締役・一級建築士

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