“泉の家”
長岡市内での建て替え案件です。
既存家屋の解体工事が完了し、先日、地鎮祭を執り行いました。
ダイキョーからは古田島と高橋が参加させて頂き、皆で工事安全を祈願。
地鎮祭を一言で表すと
「新しく家を建てるから土地の神様、よろしくね」
でしょうか。
建築業界では古来からある風習で、現代社会においても広く行われる建築儀式であります。
色々なモノが効率化されて無駄を省いていく昨今でも、
こればかりはそう簡単に無くならないイベントです。
日本人は無宗教っぽいところがありつつも、初詣、厄払い、七五三、etc、
親しみのある神事が色々あって、無意識の信心となっている気がします。
建物の方はいつものダイキョーらしく、敷地条件を活かしたパッシブデザイン。
南面に大きな窓をたくさん設けて、冬はその窓から直射日光を取り込んで室内を暖めます。
(窓は無料の暖房器具となり暖房費用を軽減できる)
ただ、大きな窓は外部からの視線が気になりがちでカーテンを閉める事になりがち。
そうなると冬場に入ってくる日射熱も減ってしまうし、大窓の解放感も損なわれてしまいます。
カーテンを開けずに暮らすのはもったいないんです。
だから、南面に大きな窓を設ける場合は、外部からの視線コントロールが大切。
なるべくカーテンを開けて生活できるように、庭と窓を設計するのが肝ですね。
南に開いて東西を閉じる。そしてなるべくカーテンに頼らない。
周辺環境によって例外もありますが、まずはこれがパッシブデザインのベースです。
何事もまずは基本から。