スタッフブログ

日々の仕事のこと、現場のこと、そして、ときどき暮らしのこと。
大恭建興のスタッフが、家づくりの現場から感じたことを綴っています。
住まいづくりの裏側や、私たちの仕事への向き合い方も、
少し感じていただけたら嬉しいです。

2016.07.01
無垢フローリングって何だろう

いまさら何を?という感じのタイトル・・・
ダイキョーの物件の床材は、オイル仕上の無垢フローリングばかりです。
UV塗装の複合フローリングはまず使わない。
「ベニヤの表面に木目調のシートを張ってウレタン塗装で固めた新建材」
という私の頭の中のネガティブ寄りなイメージ。
だから、複合フリーリングに対する印象はあまり良くない。

そんな中、材料屋さんが“微妙なモノ”を持って来てくれました。
どちらもブラックウォールナットという樹種のフローリング↓
左がその“微妙なモノ”で右が“無垢材”です。

↓これは本物の無垢材断面(上記写真右側)で、
15mmの厚みがあるブラックウォールナット。
シックな色合いで固くて木目も綺麗な高級材です。

↓これが上記写真左側、複合フローリングの断面。
ベニヤの表面に薄くスライスした無垢材が貼ってある。
厚みは1~2mm程度。
“ラスティック”という独特な塗装が施してあり、
オイル仕上っぽいマットな質感で、木の肌触りもそれなりに残っている。
が、あくまで塗膜を張るタイプの塗装だからオイル仕上とは違う。

この“微妙なモノ”
私が“微妙”というのはジャンル的には複合フローリングだけど、
無垢フローリングに近い特性もあり、どっちつかずな立ち位置だということ。
実際に床に張ってしまえばかなり無垢材に近い質感になる。
(メーカーさんHPより写真を拝借)

しかも無垢フローリングよりもはるかに安い。
1尺×6尺の大判サイズなので大工さんの手間もかからない。
オイル塗装品のような手入れも不要。
寸法安定性もよい(複合フローリングなので当然)
メリットばかりに思えますね。何かデメリットはないのか?

〇膜を張る塗装だから梅雨時のペタペタ感は出るはず
〇「無垢だ!」という本質的な満足感が得られない
〇使い込んでいくうちに味わいが出るとは思えない(薄い突板がどこまで頑張れるか)

私の主観ですが、
“経年時にビンテージになるかならないか”が最重要。
だから自邸だったら使わない。

しかし、複合フローリングだからという理由で却下するには
少し勿体ない気もする。
このコストでこの風合いを得られるのであれば、
これはこれで有りかも。
う~ん。。。
どういう扱いをすればいいか、少し悩む材料であります。。。

小幡 大樹
小幡 大樹
代表取締役社長・一級建築士

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